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更新日:2009年4月15日

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書名:ボイドキューブ 完全攻略公式ガイドブック
ボイドキューブ 完全攻略公式ガイドブック

著者
出版社 幻冬舎
ISBN 978-4-344-97545-3
発行日
2009年3月25日
価格 540円
(本体500円+税)
仕様 カラー/A5判/60頁
分類 ゲーム攻略(その他)
 半年ほど前に、岡本勝彦さんからメールをいただきました。私の古い知り合いで、だいぶ前からルービックキューブを改造したりオリジナルの立体パズルを作ったりしていた方なのですが、その岡本さんが考案作成し世界パズルコンテストで優勝した「ボイドキューブ」が商品化された、というお知らせでした。
 岡本さんの「立体パズル改造工房」というWebサイトをしばらく見ていなかったもので、そのお知らせで初めてボイドキューブを知ったのでしたが、や、驚きましたね。なんたって、軸が無い。この表紙の写真ではただ黒いだけに見えますけれど、6面の中心にはすかっと穴が開いていて、向こう側が見えるのです。見えるだけじゃなくて指も入る。人差し指をぐっと差し込むと指先が向こう側に突き出る。……あ、あれ、ぬ、抜けない?!

 あーびっくりした。指の太い人は覗いてみるだけにするのがよさそうですが、とにかくそんなわけで、穴が開いているのに中心に何も無いのに回転するパズル。機構としてはなんとなく想像が付くものの、動かしてみるとやっぱり不思議ですよ。動きかたはルービックキューブと同じ、中心に色が付いていないだけだと思えばいいだけのはずなんですが、基準になる軸が無いというのは意外に難しいです。私もルービックキューブが流行した当時は6面揃えられるようになったもので、たしかこうしてこうしてこうするとここが入れ替わるんだよなーと思い出しながら動かしてみたら、うまくいって気をよくした拍子になにかほろっと間違ったらしい、あっというまにぐしゃぐしゃになってしまい、どうにも元に戻せなくなってしまいました。

 それで私は自信をなくしてしまって情けない状態のまま机の上に転がしてあったのですが、世間の評判はけっこうよかったみたいで、このとおり攻略本が出ました。岡本さんの第2弾として発売されたばかりの「フロッピーキューブ」と、ドイツのメファート教授が考案された「ピラミンクス」という三角錐型のパズルについても解法が載っています。
 ボイドキューブについては、まず底面のエッジを揃え、下段のコーナーを揃え、中段を揃え、上面のエッジを揃え、上面のコーナーを揃え、上段コーナーの側面を揃え、上段エッジの側面を揃える、という7ステップに分けて、それぞれのステップでありうる配置を列挙して、この配置になっている場合はこう持ってこうこうこういう順序で動かす、と、まさしく手取り足取りで手順が説明されています。
 説明を見ながら試しにやってみると、うはー、たしかにめきめき揃っていきますね。配置パターンが多くてとても覚えきれないし、理屈抜きでとにかくこうしろという説明なのでもし途中でほろっと間違ったらリカバリーは難しそうです。でもまあたぶん、見ながら何度か解いてみるうちに手順の共通性がわかってきて、説明のとおりでなくても考えながら揃えていけるようになるでしょう。

 あ、念のため。指が抜けなくなったときにどうしたらいいかは書かれていませんので。



書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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