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更新日:2007年6月2日

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書名:HTML&スタイルシート レイアウトブック 改訂版
HTML&スタイルシート レイアウトブック 改訂版

著者 外間かおり
出版社 ソーテック社
ISBN 978-4-88166-568-8
発行日
2007年4月4日
価格 2,484円
(本体2,300円+税)
仕様 カラー/B5変型判/240頁
分類 情報通信(インターネット:HTML)
 『css Zen Garden』というサイトがある。ご存じだろうか?百聞は一見にしかず。是非見て頂きたい。URLを紹介しておく。

http://www.csszengarden.com/tr/japanese/

 このサイトは何のサイトか分かっただろうか。実はこのサイトは、CSSの制作を競うページなのだ。このページの右上にメニューがあるが、それを選ぶとページが様変わりする。しかしどのページのHTMLも、実は一緒なのである。ではどうしてあれだけ表現が変わるのか。それはCSSが違うからだ。CSSの内容を変えただけで、あそこまで違う表現が出来るようになったのである。このサイトの本も発行されている。いずれはここで紹介できれば紹介したいと思う。軽くその内容に触れておくが、この本はこのサイトで紹介された優秀なCSSを解説したものらしい。そして今もこのサイトは、優秀なCSSを募集し続けている。

 ここまでCSSが、ホームページの表現に影響を及ばすようになったのは、やはり時代の流れが大きいような気がする。まずはSEO。1ページが持つ情報の増え続けている今、CSSを使わずにページ作成を行えば、必ず1ページのHTMLは長くなり、検索ロボットに伝えたい情報を認識してくれなかったり、気づかなかったりとあまりいいことがない。ユーザービリティにもそれは影響するだろう。またCSSでレイアウトを行えば、更新はかなりスピーディになるだろう。かなり良いことづくしなのである。
 本書が刊行されたのも、このような時代の流れをひしひしと感じたからだろう。本書は2年前に刊行された「HTML&スタイルシートレイアウトブック」の改訂版になる。CSSによるページレイアウトサイト、XHTML+CSSのWeb標準サイトが増えた事を受けて、前回よりも実用的なレイアウトテクニックを中心とした内容になっている。それにしても本書の解説は分かり易くていい。本書で使うHTMLを一つにして、それを使ってCSSだけでどう見せ方を変えていくのか。やさしいレイアウトから順を追って説明していくので、CSSでレイアウトする初心者には、重宝する解説書になると思う。解説一つ一つも丁寧。本書の内容すべて出来るようになれば、XHTML+CSSのWeb標準サイトも夢ではない。良い解説書である。
 ただし気をつけて頂きたいのが、HTMLで簡単に出来る事を、わざわざCSSでやらないように。これはこれで、非効率なやりかただと思う。CSSが複雑になれば、更新にもSEOにも悪い影響がでると思う。だれが見ても分かり易い。そのためのCSSレイアウトだと思う。


書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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