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更新日:2007年4月4日

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書名:MASH UP++
MASH UP++

著者 さうなまん鹿倉公雄三宅涼澤久裕昭原央樹タナカミノルセトウナオ宮下剛輔
出版社 九天社
ISBN 978-4-86167-165-4
発行日
2007年3月19日
価格 3,456円
(本体3,200円+税)
仕様 カラー/単色/B5変型判/288頁
分類 情報通信(インターネット:サーバ)
 Web2.0に続いて出てきたキーワード、「マッシュアップ」。マッシュってのはマッシュポテトのマッシュなんだろうな、あっちこっちのWebサイトから素データをもらってきて、自分のところで茹でてつぶして裏ごしして混ぜ合わせてWebサイトに仕立てようという、Webサイト構築手法です。たとえば、……って説明するよりこの本の中身を紹介したほうがわかりやすいや。

 この本、主なところはマッシュアップの事例集です。
 まず、YAHOO! Weatherからお天気の情報をもらってきて、それぞれの天気にマッチするイメージの顔写真をFlickrからもらってきて、組み合わせて世界各地の天気を表情で表現するという「World Face Weather」という事例。
 続いて、エキサイトブログ検索やYahoo!ブログ検索やNAMAANなどいくつものブログ検索サービスの結果をまとめて表示する「Bloogle」という事例。
 さらに、Google MapsをFlashと組み合わせた「RedMaps」、はてなフォトライフの写真をはてなキーワード連想語で取得した関連キーワードによって綴り合せる「photoWords」、自分のブログに書いた記事をはてなダイアリーキーワード自動リンクAPIにかけてキーワードを取り出しそのキーワードに対応する商品の広告をAmazonから取得するという「MT Affiliate」、bk1から取得した書籍ランキングにAmazonから取得した書評を組み合わせて表示するという「THE BOOK TEN」、Amazonから取得した商品情報をYahoo!での検索ヒット数に応じて重み付けして表示するという「amazwalk」、ブログの記事を解析してキーワードを抽出しそれに対応する画像をYahoo!から取得しRPGの戦闘シーン風に仕立てて表示する「BlogBattler」。あと、こういうのもマッシュアップというのかどうかわからないけど、GainerというI/Oモジュールを使った電子工作をWebと組み合わせた事例が2つ。
 それぞれの事例には、アイディアの発端から設計、利用するAPIの特徴と実装の要点といった解説が付いています。
 最後に、マッシュアップを行うために便利な「Plagger」というperlベースのフレームワークの解説と、FlickrやYahoo!やAmazonやはてなのWebサービスAPIのリファレンスがあります。

 私が作りたいのは蔵書データベースのシステムなんですよね。蔵書データベースって、誰もが作りかけるけど書名や著者名や出版社や発行日や定価といった書誌情報を入力する手間で挫折します。そこをAmazonやセブンアンドワイのデータでカバーできるわけで、そんなに面白くはないけど実用的なものができるはず、と思うんですが、なかなか時間がなくて進められない。誰かひとつ作ってみませんか。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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