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更新日:2007年3月21日

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書名:Excel/Access/Wordで使えるバーコード
Excel/Access/Wordで使えるバーコード

著者 土屋和人
出版社 ソシム
ISBN 978-4-88337-531-8
発行日
2007年2月23日
価格 2,160円
(本体2,000円+税)
仕様 単色刷/A5判/240頁
分類 アプリケーション(統合型ソフト)
 私はもう少し歳をとって今の仕事をやりきれなくなったら、喫茶店のオーナー/マスターになろうと思っています。店の名前は「放課後向上委員会」、経営のポイントとして考えているのはまず「制服の女子高生は4割引」「制服向上委員会のOGは無料」……て、この際関係ないな、プリペイド式のメンバーズカードを発行してあらかじめチャージした額から引き落とす形で支払ってもらうということ。メンバー割引はもちろんとして、残高がマイナスになっても一定の限度額まではOKということにする。つまりお小遣いがたまたまピンチのときでも大丈夫というしくみです。
 それで、チャージ額を管理するデータベースシステムはいいとして、メンバーズカードをどう作ったらいいのかが問題ですよね。お客さんがいつでもどこでも残高がわかるのが望ましいわけで、ゲーマーズのポイントカードみたいなリライタブルカードを使うか、パスネットみたいに裏面に使用履歴を追記していくか、ふうむ……と考えていたら、2次元バーコードを使うことを思いつきました。カードにQRコードを印字しておけば、お客さんがケータイでお店のデータベースにアクセスして残高や使用履歴を調べるというシステムが作れるじゃありませんか。

 というわけで、やっとこの本に話が届きました。
 まず、書籍や多くの商品で使われているJANシンボル、物流管理によく使われているITF/コード39/コード128/NW-7、郵便のカスタマーバーコード、それと2次元のQRコードについて、仕様の説明があり、続いてバーコードを読み取って利用するシステムの事例がいくつか挙げてあります。簡易レジシステムやそれを発展させた販売管理システムなど。書籍のバーコードを読み取りWebから書誌データを持ってきて作るブックリストなんてのは、私も考えているもので興味深いです。
 後半では、Accessのバーコードコントロールを使ってバーコードを印字する方法、それと、もっと大きくアピールしてもいいと思うんだけど、著者が作成したアドインを使ってWordやPowerPointでバーコードを印字する方法が載っています。
 事例やアドインはCD-ROMに入っていて、Office2003/2007で動かしてみることができます。

 実際のところ、運用面を考えるとパソコンにバーコードリーダーをつなぐよりPOSレジやハンディターミナルなど専用端末を使うほうが間違いなく現実的です。つまり、この本が市場大勢のニーズに合ってるとは思えないんですが、まあ、私みたいなニッチな読者には、「Excel/Access/Wordで」というのはうまいポイントですよね。私だって放課後向上委員会のシステムは、そのころまでAccessがあればAccessで作るでしょうから。
 そういうシステムをいま作りたい方は、ご一読されるとよろしいかと。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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