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更新日:2007年2月28日

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書名:はじめての動画処理プログラミング
はじめての動画処理プログラミング

著者 土井滋貴
出版社 CQ出版社
ISBN 978-4-7898-4300-3
発行日
2007年2月13日
価格 2,376円
(本体2,200円+税)
仕様 B5変型判/216頁
分類 プログラミング(その他)
 どうも私の趣味には偏っているところがありまして、動画に対して不思議に興味が薄いんです。世間で「オタク」というとまず「アニメ」でしょうけど、私はアニメにほとんど興味が無い。ギャラクシーエンジェルでさえ実は半分も見てなかったりして、私のオタク趣味はもっぱらコミックに向かっています。さらに言うと、写真は撮るけどビデオは撮らない。本は読むけど雑誌は読まない。なんかこう、「時間を止めた表現」のほうに興味経験知識が偏っていて、動く映像のほうは手薄。
 まあ趣味としてはそれでかまわないわけですが、本業がコンピュータゲーム関連の技術ドキュメンテーションなので、映像表現とそれを支える技術についてはやはりある程度以上に理解していないといけない、多少意識的に勉強しています。

 と、そんな理由もあってこの本を取り上げてみました。動画処理にもいろいろあるのですが、この本で主に扱っているのは実写映像、ビデオカメラで撮った映像から物体の動きを検出するとか、そういったような動画処理です。
 まず基礎として、Windowsプログラミングについて、続いて静止画データのしくみと取り扱い、エッジ抽出などの処理について。
 動画については、動画データの形式と動画をパソコンに取り込むためのハードウェアについて。それから、Video For WindowsのAPIを用いたAVIファイルの取り扱いについて。Video For Windowsはもう古いけどプログラミングがわかりやすいんだそうです。続いて、DirectShowを使ったAVIファイルの取り扱いと、ビデオデバイスからのリアルタイムキャプチャ、フレームの切り出し処理について。最後に、動画から動きを検出する処理、相関によって物体の全形を合成する処理、同時に複数のカメラからキャプチャする処理、リアルタイムの動き検出処理。
 プログラムコードに書き込まれている解説がなかなかわかりやすいです。理論的な解説がもう少し足りないというか、この分野で特有の理論用語がそのまま使われていて、たとえば「空間周波数」とか「フーリエ変換」とかが画像そのものとどう関係しているのかが私にはいまいち理解できていないのですけれど、そのあたりはまた別に勉強したほうがよさそうです。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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