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更新日:2007年2月7日

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書名:できる Windows Vista
できる Windows Vista

著者 法林岳之一ヶ谷兼乃清水理史できるシリーズ編集部
出版社 インプレスコミュニケーションズ
ISBN 978-4-8443-2350-1
発行日
2007年1月26日
価格 1,382円
(本体1,280円+税)
仕様 カラー/B5変型判/288頁
分類 OS(WindowsNT/2000)
 1月30日、Windows Vistaが発売になりました。
 前日の21時ごろ私が新宿西口の某量販店の前を通りかかったら店員さんがなにやらイベントの準備をしていて、ああなるほど午前0時にカウントダウンをやるんだなと思ったんですが、しかし同時に、これは空振りだろうなとも思いました。私の見るところ、現在のパソコン市場は「薄い」人たち、Windowsの新バージョンに飛びついたりはしないはずです。Windows95のときとは違う、同じようなイベントをやろうとしても、きっと空振りになります。
 とは言っても確信はないので、いちおう様子を見ておこうと、23時58分にもういっぺん行ってみました。
 お客さんは30人ぐらいでした。
 ……まあ、あとは言わないのが武士の情けって感じ。もう1軒、別の量販店も見に行ったんですが、やはり冷たい風が吹いていました。

 で、パソコンの本についてみると、先週今週と新刊リストがWindows VistaとOffice 2007で埋め尽くされているんですけれども、あとは言わないのが武士の情け、なんでしょうかどうなんでしょうか。
 私は長いことパソコンの本を作る仕事から遠ざかってしまいましたので、新刊はこうやってウォッチしているものの、売れ行きについてはほとんどわからなくなっています。しかし出てくる本を見ていると、こんなんで売れるのかなと、こんなんでは売れなくてもしょうがないなと、そう思うこともかなりしばしばあります。
 「できる」シリーズにしても、画面で見せる入門書の元祖だというのは3歩譲って認めてもいいけど、本のつくりに関しては『できるWindows95』以来、大きなバージョンアップはなされていないように思えます(電話サポート、練習問題、広開式製本、カラー化、といったところかな)。
 市場や製品やいろいろな要因をひっくるめて、パソコンの本を買う人がこの先も減り続ける傾向は間違いないんです。そういう傾向の中でなお、いい本売れる本を作るためには前と同じじゃダメだろ、なんかしら工夫が要るだろ、気合見せろよ、と、私としては歯がゆいです。……もう他人事だといって放り出しちゃえばいい話なんですがね。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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