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更新日:2006年12月16日

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書名:プロフェッショナルWebライティング
プロフェッショナルWebライティング

著者 松下健次郎
出版社 技術評論社
ISBN 978-4-7741-2933-4
発行日
2006年10月30日
価格 1,922円
(本体1,780円+税)
仕様 単色刷/A5判/208頁
分類 アプリケーション(DTP)
 Webコンテンツの品質を上げるために必要な事は、写真、動画よりも文章だと思う。読みたい文章なのか、読ませるコピーなのか、それもこれも文章にかかっている。ブログの世界をみても同じ事がいえる。特にブログは文章だけで成り立っている事が多いので、ますますその重要性は高いだろう。人気のあるブログは、やはりしっかりとした構成で、読んでも面白い文章に仕上がっている。これは文章を書く上で、マスターベーションだけで終わってしまいがちな内容を、読み手を意識した内容になっているのが大きい。新聞記者や雑誌のライターなどは、相手に自分の気持ちを伝える、事実をしっかりと伝えるという行為が文章に生かされているからこそ、ライターとして成り立っているし、Webも文章により物事をしっかりと伝えるという事が出来ていなければ面白く読ませるコンテンツにはならないである。
 しかし、新聞、雑誌と比べれば、Webの歴史はまだまだ浅くWebライターというプロフェッショナルもまだまだ少ない。それはWeb特有の表現やルールなど、それを理解している人が少ないからだと思う。本書は、プロフェッショナルなWebライターに必要な最低限な知識を盛り込んだ入門書的な内容だが、そのWeb特有の表現、ルールを明確に解説しているので、きっとWebライターやこれからWebライターを目指す人には必ず役立つだろう。私自身もこうしてインターネット上で文章を書いて伝える事をしているので、本書の内容に、納得、驚き、反省させられる事になった。特に読んでいてそう思ったのは、やはりPart2の『執筆技術』である。見易さや分かり易さを心がけた配慮と、写真の説明においては写真に頼らない文章作成など新たに勉強した感じでもある。Webの文章は「こうあるべき」という姿がしっかりと書かれている。
 またPart3の『予備知識』も、Webライティングにおいてはかなり役立つ情報だ。Webアクセシビリティ、SEO、ビジュアル性などの文章テクニックや、ライティング作業をマネジメントする際の注意事項など、Webに関わる文章すべてに本書は解説をしているのである。その『予備知識』の最後に書かれている『表現トレーニング』などは、私自身も実践してみようと思った内容だった。文章を書くという行為は読み手を意識し、そして常に自分の腕を磨く、という単純でありながら大切な事を本書は訴えているのである。それが出来てこそプロのWebライターと呼べるのだろう。是非本書でその真髄に触れてみて欲しい。


書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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