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更新日:2006年7月1日

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書名:PROCESS OF WEB DESIGN
PROCESS OF WEB DESIGN

著者 WEB CREATORS LAB.
出版社 翔泳社
ISBN 978-4-7981-1059-2
発行日
2006年6月5日
価格 2,678円
(本体2,480円+税)
仕様 カラー/B5変型判/144頁
分類 情報通信(インターネット:HTML)
 WEB製作の現場を描いた本である。
 前書きには、こんな事が書かれている。「・・・製作の方法やワークフローに関する書籍は多数出ていますが、依然としてWebのデザインプロセスで生まれる成果物(企画書、ラフ、スケッチ、メモ、モックアップ、プロトタイプ、サイトマップ、仕様書、要件定義など)はブラックボックスに包まれており、実際の事例を挙げて紹介している書籍はなかったため、価値ある一冊になったのではないかと思います。・・・」扱っているサイトや紹介している企業やデザイナー、そして内容も本当に濃い。Webが生まれる瞬間を凝縮した一冊でもある。
 さて本書はそんなWebが生まれる瞬間を、Webのコンセプト別に分け紹介していく。例えば、イベント・キャンペーンサイト、コミュニティサイト、地域密着型ポータルサイト、短期プロモーション型サイトなどを企画の段階から追っていき、その工程をしっかりと紹介していく。またそのサイトが公開されてからどの様な反応があったのかをしっかりと追って紹介しているのもいい。どの広告媒体も見てもらわないと意味がないという点ではWebも一緒だとは思うが、Webの世界でアクセスログという形で数字に表されてしまうためその結果が凄くシビアでもある。そしてそれがそのWebの存在価値でもあるのだ。この公開後のページがあることで、普通の製作現場を描いた本とは違う貴重な本だとも思う。
 私自身一番惹かれた内容だったのは、大企業のWebサイトにおけるトップページリニューアルの項目だ。大企業だということよりもトップページをリニューアルするという事に惹かれたのである。TOPページといえばそのサイト顔でもある。そこにメスを入れ、いいサイトにするその大胆な動きは読んでいても面白かった。
 さて、本書で書かれた制作方法がどの企業に通用するか。それには大きな疑問が残る。中小企業などはWebの必要性を感じながらも、それだけのお金と人材をつぎ込む事が出来ないからだ。そういう意味では、本書もごく限られた人にしか通用できない事かもしれないが、サイトをデザインその考え方は大いに真似できるところ真似をして是非良いサイトを作っていただきたいと思う。


書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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