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更新日:2006年1月25日

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書名:萌え☆ぬりえ
萌え☆ぬりえ

著者
出版社 竹書房
ISBN 978-4-8124-2526-8
発行日
2005年12月27日
価格 1,404円
(本体1,300円+税)
仕様 A4変型判/64頁
分類 その他
 「萌え」とはなにか。

 うわ、何気なく言ってみたけどこいつは難しい問いですな。「青春とは」「国家とは」「時間とは」あたりに匹敵する。……問いに答えたところでどうなるわけでもないという意味でも似たようなレベルだ。

 そんなわけで軽く流しておいて、いやなに、画題がいささか偏っているだけで要するに「ぬりえ」の本ですよ。画用紙ふうの紙に絵の輪郭線だけが印刷してあって、色鉛筆やコピックマーカーで自由に塗って遊んでくれという本。もちろんスキャナでパソコンに取り込んでPhotoshopで塗ってもいいわけで、その手順はきっちり解説してあります。
 独特の特徴としては、紙の裏面に陰影線が印刷してあるんですね。透かしてみながらその線に沿って塗りわければ立体感もばっちり出せるという、これはたしかになかなかな工夫です。透かしてみるにはトレス台、1万円ぐらい出せば買えるものですが、ベニア板で(または段ボール箱で)自作しようという工作記事も載っていたりして、けっこう面白い。
 ついでというかなんというか、自分で塗った絵をアップロードできる専用サーバも用意してあるそうです。いま見たら2点アップロードされていました、うは。

 ぬりえというと子供の遊びみたいだけど、実のところこの本で解説されているぬりえの手法は、まっとうなCGの描きかたの後半とまったく同じです。面白いし達成感が得られるし、CG入門としてぬりえはお薦めです。本としては、文章があくどいぐらい「2ちゃん」ノリなんですが、まあそれを問題にする必要はないか、実にうまくまとまっている。うむ、とびきり腕のいい編集者の仕事ですねこれは。
 おっと、最後にひとつ、これだけは誤解されると困る。

 「萌え」とはパンツが見えること、ではありません。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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