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更新日:2006年1月18日

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書名:「おもしろい」のゲームデザイン
「おもしろい」のゲームデザイン

著者 酒井皇治
出版社 オライリー・ジャパン/オーム社
ISBN 978-4-87311-255-8
発行日
2005年12月19日
価格 2,592円
(本体2,400円+税)
仕様 単色刷/A5判/284頁
分類 プログラミング(その他)
 我田引水。
 いやなに、私の稼ぎは主にゲーム業界からきていますのでね、この本を紹介して面白いゲームが出てくることにつながれば、まわりまわって私にもいいことがあるかもしれないなーと、そんな深慮遠謀であります。

 て、それはほとんど冗談なんだけど、もっと大きな理由は、ですね。実は私、ゲームの何がなぜ面白いのかわからんのですだ。
 ゲームが売れるそのおかげで生活しているというのに、売れるゲームとそうでないゲームの差がわからない。というよりそれ以前に、ゲームがなぜ売れるのか、世の人々がなぜゲームにお金を払うのかがわからんのです。
 ……ギャラクシーエンジェルにはまってコスプレまでする人間が何を言うかって言われそうですけど、しかしですね、コスチュームを作るのはやってみたらゲームよりもはるかに面白かったわけですよ。そういうふうにゲームより面白いことがいくらでもあるのに、なぜゲームなのか、というのが私のわからないところです。

 この本、「ウルティマ・オンライン」ほかのチーフデザイナーである著者が、祖父に尋ねられたことに答えようとして書いたものだそうです。祖父の問いは、「おまえの仕事は価値のある仕事なのか、ゲームを作るというのは世のため人のためになることなのか」でした。著者の答えは、……言うまでもないな、誇りを持って仕事している人間として当然の答えです。
 私の疑問に直接には答えてくれないけど、でも、ゲームに携わる仕事をしている方は、読んで得るところがきっとあることでしょう。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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