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更新日:2005年12月17日

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書名:ひとつ上のアイディア。
ひとつ上のアイディア。

著者 眞木準
出版社 インプレスコミュニケーションズ
ISBN 978-4-8443-2188-0
発行日
2005年11月1日
価格 2,160円
(本体2,000円+税)
仕様 二色刷/A5判/240頁
分類 その他
 面白い本である。
 実は、この本は前作ともいうべき本があり、そのタイトルは「ひとつ上のプレゼン。」。この本も楽しく読ませて頂いたが、誰にでも役立つというなら完全に本書のほうである。前作「ひとつ上のプレゼン。」は、一流広告クリエイターや建築家がどの様な方法で、プレゼンを勝つのかを語ったものだが、本書は前作に登場した彼らが、その独自のアイディアをどうやって絞りだしているのかを語ったものだ。読んで思ったのは、一流といえどもやはり人の子なのだという事。苦労してその素晴らしいアイディアを出していて、常に勉強している姿が目に浮かんできた。アイディア作りに悩んでいるのなら、是非本書は読むべきだろう。必ず役立つはずだ。
 さて、本書で紹介されているアイディア出し方は、収録されているクリエイターによって本当に千差万別。これだけ手法が分かれたのには、やはり今まで培った経験と成功例によって、独自の手法を確立してきたから。だから手法そのものをまねても決して彼らと同じアイディアは浮かんでこないだろう。しかし、そのアイディアを出すまでの姿勢や考え方は見習うところが多く、そして、とても好奇心旺盛であるその人間性には感心しきりである。本書に登場するクリエイター達は、広告クリエイターが多いためどうしても広告作りのアイディアの出し方が多いのだが、その広告とは結局は企業が消費者に訴えるものであるため、ある意味広告そのものに人がいなければ、決して消費者にその広告の意味を伝える事は出来ない。その部分を本書に登場しているクリエイターは見事に自分のものしている事には本当に凄いと思った。人への好奇心、人への愛情、それをしっかりと持っているからこそこんなに素晴らしいアイディアが生まれるのだと気づかされた。
 ただ唯一の欠点といえば、編集を担当しているのがコピーライターである眞木準氏ということもあり、広告クリエイターばかりという点。もっと企業には多くの優秀なアイディアマンはいるはずだ。そんな彼らのアイディアの出し方も見たかったように思う。


書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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