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更新日:2005年7月9日

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書名:本と雑誌のデザインがわかる本
本と雑誌のデザインがわかる本

著者 obscure inc.
出版社 ソシム
ISBN 978-4-88337-438-0
発行日
2005年5月13日
価格 1,944円
(本体1,800円+税)
仕様 カラー/A5変型判/192頁
分類 アプリケーション(DTP)
 エディトリアルデザイン、本や雑誌の表紙や紙面などをデザインする事で、それらデザイナーをエディトリアルデザイナーと呼ぶ。パソコンとソフトの発達で、この分野はコンピュータを使う事が殆どになってきた。コンピュータによるデザインは、長い下積みがなくても誰にでも出来るのが何よりも魅力である。しかし、その仕事の奥深さは、コンピュータの前にいるだけで学べるものではない。プロフェッショナルと呼ばれる人達は、色々な考えを持ち、そして独自のポリシーを持っている。それが仕事上の一つのルールでもある。これはどの分野の仕事でもある事で、それらを学び吸収しなければ、立派なプロと呼ぶ事も出来ない。それでは、エディトリアルデザイナーのプロフェッショナルとなるためにはどんな事が必要なのか。それを学ぶには、本書が最適だろう。本書は、今最前線で活躍しているエディトリアルデザイナーにインタビューを敢行し、エディトリアルデザインに必要な何かを教えてくれている。
 本書で紹介されているデザイナーは、主に8人。雑誌から本の装丁等それぞれの分野で活躍している人たちばかり。その人たちの仕事に対する真剣な態度と作品を、本書では触れる事が出来る。読んでいて気づくのは、さすがにデザイナーといわれるだけあってデザインに対して真剣に考えている事だ。グラフィックでもこのエディトリアルでも、デザインの元は、彼らではない。クライアント、ライターから出されるものを視聴者に分かりやすく伝えるためにデザインする。それが彼らの仕事なのだ。だからこそ、デザインに対し真剣だし、情熱もあり、そして独自の考えがある。本書を読むことでエディトリアルデザイナーに必要なものを学ぶ事ができるだろう。私自身本書を読んで驚いたのが、彼らプロ達がパソコンだけになっている作業に危機感を感じている事だ。パソコンは万能ではあるが、所詮道具であるということだろう。道具に振り回されるようなデザインでは、いいものは出来ないという事でもある。それら警告は、これからデザイナーを目指す人にはしっかりと受け止めて頂きたい。


書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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