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更新日:2005年5月14日

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書名:[書籍版] 7日間で覚えるCG入門講座
[書籍版] 7日間で覚えるCG入門講座

著者
出版社 工学社
ISBN 978-4-7775-1115-0
発行日
2005年3月22日
価格 2,052円
(本体1,900円+税)
仕様 単色刷(一部カラー)/B5変型判/160頁/CD-ROM 1枚
分類 アプリケーション(グラフィック:その他)
 本書は、『PhotoshopCS』で絵を描くための解説書である。Photoshopは言わずと知れた画像編集ソフトだが、バージョン7からブラシパレットなどの新しい機能も追加され、ますます絵を描くのに申し分のない作りになってきている。絵を描くソフトといえばPhotoshop以外に『水彩』や『Painter』等があるが、やはりソフトの普及率、解説書の多さなどでPhotoshopを利用するユーザーが多い。またソフトそのものの機能の多さからもやはりPhotoshopがそれらソフトよりも頭一つ抜け出していると思う。これから先、もっともっとPhotoshopで絵を描くソフトとして利用する人は増えていくことだろう。
 もし絵を描くソフトとしてPhotoshopを使ってみたいと考えているならば、本書は入門書としては最適だ。本書の表紙や本書の冒頭に掲載されているマンガやアニメっぽい絵を描きたいと思っているなら尚更本書は役立つだろう。「7日間で覚える」というタイトルの通り本書は絵を書くための知識を7回に分けて解説しているので1週間でPhotoshopを使って絵が描けるようになるだろう。下絵のスキャニング方法、スキャニングした下絵の修正、Photoshopのツールの解説、レイヤーの解説、フィルタの解説、そして解像度やプリントの解説と、紙に下絵を描いてからPhotoshopで絵を取り込んで着色し、プリントアウトするまでの流れを詳しく解説している。冒頭の32ページのみがカラーで、それ以降は白黒ページというのは、絵を描く解説書としてはいただけないが、解説も丁寧で分かりやすいし、『PhotoshopCS』の体験版を収録したCD-ROMを添付しているなど入門書としての水準はクリアしていると思う。
 ただ、やはりPhotoshopの解説書としては、絵を書くための解説に限定しているため片手落ちなのは否めない。とにかく絵を描くための機能解説だけに留まっているのは明らかで、Photoshopを本気で使いこなそうと思ったらまた新たに解説書は必要になってくる。これはあくまでも個人的な感想なのだが、きれいな線を描くならやはりPhotoshopよりもPainterのほうが絶対に優れているし、Photoshopを詳しく知れば知るほど、ブラシツールで描くソフトではなく加工するソフトというのが私の印象である。本書はあくまでもPhotoshopのさわりとして捉え、更なる知識向上に努めて、その人なりのパソコンで絵を描くスタイルを見つけてほしいと願っている。


書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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