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更新日:2004年11月24日

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書名:ナノテクノロジーの世界
ナノテクノロジーの世界

著者
出版社 数研出版
ISBN 978-4-410-13819-5
発行日
2004年10月25日
価格 2,052円
(本体1,900円+税)
仕様 A5判/CD-ROM 1枚
分類 電子ブック・CD−ROM(CD-ROMブック)
 「ナノマシンで治療します、問題ありません。」

 あー、私などギャラクシーエンジェルに取り憑かれている者には、ナノマシンとか問題ありませんとかいう言葉は特別な力を持っていましてですね、この言葉を聞くと胸の奥から熱いものがこうぐぐぐっと湧き上がってきて、そりゃもう乗組員Aに限らず……って、いや、通じない話ですね済みません。

 ナノというと10のマイナス9乗、つまり0.000000001メートルという極微小スケールの世界を対象とするテクノロジーがナノテクノロジーです。
 たとえばコンピュータについて言うと、シリコンチップ上の配線や光学ディスク上の記録ピットなどはすでに100ナノメートル程度のスケールになっています。そういうものを作る技術、単に作るというより量産する技術というのはもうすでに私の想像を絶する話なんですが、さらに先さらに微小を目指している最先端技術、21世紀の産業と社会を支えると期待されているテクノロジーを、一般向けに紹介したのがこの本です。
 全体は10章構成になっています。まず、可視光線の波長より小さいナノ世界の特徴について。いろいろと日常世界の常識が通用しない面があり、観察・計測や操作・加工にも独特の技術があります。それから、主な応用分野として電子デバイス関係と医療関係について、マイクロマシン、燃料電池、太陽電池など。さらには新産業創出とか国家プロジェクト的な話題について。
 CD-ROMには7本、計15分の解説ビデオが収録されています。

 著者の方々は京都大学の院生さんで、解説ビデオはナレーションといい映像の作りこみといい、たしかになにか大学の公開講座みたいな雰囲気です。それと、版元が「チャート式」の数研出版さんで、紙面はたしかになにか学習参考書みたいな雰囲気です。
 いや、私としてはどちらもあんまりいい意味ではないんですが、逆にそういう雰囲気になじんでいる人にはそれでいいのだろうな、済みませんがそのへんはご自分で判断してください。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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