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更新日:2004年7月26日

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書名:メール道
メール道

著者 久米信行
出版社 NTT出版
ISBN 978-4-7571-0129-6
発行日
2004年5月14日
価格 1,728円
(本体1,600円+税)
仕様 単色刷/B6判/195頁
分類 コンピュータ一般(教養・読物)
スパムやメールマガジンはぬきにして、個人宛にくるメールで感動を味わったことがあるでしょうか。最近は仕事で外部の業者さんとメールをやりとりすることが多いのですが、感動とは言わないまでも、この業者さんとなら安心して付き合えるな、と思うことがあります。こちらからの問い合わせに対する返信が速い。結論は出なくてもとりあえずいついつまでにご回答させていただきます、という返信。実際に会って打ち合わせをしたその日のうちにくるメール。こういった業者は本当につきあっていて気持ちのいいものです。中にはメールの返信が3日たっても届かない、なんて業者があるのですが、論外ですね。即、切ります。
仕事以外では、例えば家族旅行の宿の予約。最近はウェブで予約できる旅館やホテルが多くなりました。普通は予約を入れても音沙汰なしで、当日チェックインするまで本当に予約が成立しているのかどうか不安なまま出かけたりするのですが、メール一本で感動的なお付き合いのできる旅館もあります。予約の確認のメールが、いかにもテンプレートで自動返信しましたなんて内容ではなくて、一つひとつ手書き(手打ち?)の内容で送られてくると気持ちのいいものです。安心できます。私の家族は小学生と幼稚園児がいるので、旅館に泊まるときにも色々と面倒なことがあるのですが、そういった配慮がメールにも書かれていると、ここは定宿にしよう、と思ってしまうわけです。私は常々メールは最も難しいコミュニケーションツールだと感じていますが、上手に使えばお客様との関係を親密にする最良のツールにもなりますね。
そんな気持ちを込めたいいメールは書こうと思ってもなかなかできるものではありません。でもこの本を読めば、その気持ちの入れ方がきっとわかると思います。本書はいわゆるノウハウ本ではありません。もちろんメールの題名はこうすべき、改行は何文字で、といった細かなアドバイスも満載ですが、それより本書はメールを書くときの気持ちとか姿勢とかそういったものに重点を置いた内容です。まるで高僧の教えをいただいている、そんなことを読みながら感じてしまいました。書名に「道」とつけたのは、ハッタリでも誇大広告でも自惚れでもなく、これは「道」だな、と納得できる内容です。


書評者: 関 裕司 <>

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