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更新日:2004年6月28日

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書名:だから、ウィンドウズにするからじゃん
だから、ウィンドウズにするからじゃん

著者 あおたけ
出版社 翔泳社
ISBN 978-4-7981-0647-2
発行日
2004年5月20日
価格 1,814円
(本体1,680円+税)
仕様 単色刷/四六変型判/304頁
分類 コンピュータ一般(教養・読物)
そりゃウィンドウズは重いしなかなか起動しないし画面が突然青くなるよ。でもそれをここまで面白おかしく馬鹿にするとはね。私もウィンドウズはロクでもないOSだと思うけど、普通の人が普通に使うOSとしては今現在ではベストなOSだと思う。確かに欠陥は多いし不安定だ。特に98・MEの頃はひどかった。こちらは何も悪いことをしていなくても「不正な処理」とユーザに指を指して非難をするようなメッセージを出すし、たいしたことのないトラブルでも「致命的なエラー」などとヒステリックな態度を示す。それもXPになってからずいぶんと良くなった。メッセージはずいぶん腰が低くなったし、動作も安定している。マシンのスペックが低いと重く感じるかもしれないが、これも設定しだいできびきびと動くようになる。余計なサービスをすべてOFFにして2000かNTのような雰囲気で使えば非常にいいOSだ。実はこのレビューを書いているマシンは「ME」である。上手に使えばまだまだMEもつかえるものである。
私はこの本は気に入らない。ウィンドウズの欠陥をネタにしてエッセイを書こうと思えばいくらでも書けるだろう。だけど、パソコンをなかなか使いこなせない人がウィンドウズのエラーに出会っておろおろとしているのを「だから、ウィンドウズにするからじゃん」の一言でばっさり切るのはどうかと思うよ。そういう人にLinuxにしなよとかFreeBSDもいいぞなんてアドバイスは無茶でしょ。だから、ウィンドウズを使っているパソコン初心者やある程度使える人でも本書は何の役にも立たない。ただ腹が立つだけである。すべてのエッセイが嫌味にしか見えない。本書をすすめるとしたら、ウィンドウズをとことん使いこなしている上級者だ。時々レジストリもいじってます、とか、OSやソフトにお金をかけたくないな、と考えている人たちにはいいかもしれない。実はこの本を読んでいて、ロクな内容じゃないな、などと思いながらも今使っているこのMEの入ったマシンをLinuxとのデュアルブートマシンにしてみようか、なんて思い始めているのだ。まんまと術中にはまっているわけである。


書評者: 関 裕司 <>

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