ブックモールPC

ブックレビュー
更新日:2003年11月26日

全レビュー一覧&レビュー検索はこちら >>
書名:PC&ネットの違法合法ジャッジ
PC&ネットの違法合法ジャッジ

著者 一番町綜合法律事務所
出版社 宝島社
ISBN 978-4-7966-3679-7
発行日
2003年10月28日
価格 1,543円
(本体1,429円+税)
仕様 単色刷/A5判/176頁
分類 情報通信(インターネット:その他)
だっ、かっ、らーぁあ!

あーあ、またいきなり腹立てちまったよ。
カルシウム足りないのかもな最近。後で小魚スナックでも買い込んでこよう。とりあえずは深呼吸を2回、すぅー、はぁー、すぅー、はぁー、と。

このテの話、人間のすることに法律を当てはめてマルかバツかというような話は私がたいへんに嫌っているものです(もっと嫌いなのもあるけどね)。なぜ嫌いかというと、つまりたとえば……

   DVDをコピーしていいかどうか。
   上司が社内で私用メールを監視していいかどうか。
   ファイル共有ソフトでムービーをダウンロードしていいかどうか。
   海外のカジノサイトでギャンブルをしていいかどうか。

……そういうのってさ、「違法か合法か」っていう話かい、そのまえにまず「してよいことかいけないことか」という話じゃないのかい、ってことです。

法律上の微妙な問題があることはわかっています。
だけど私は、違法か合法かでふらふら行動が左右されるような人は嫌いだ。してよいかどうかを自分で考えない人は嫌いだ。

実はさっき「善いことか悪いことか」って書きかけて消したんだ。だって、違法か合法かって、善いこととも悪いことともあまり関係ない、百歩譲っても「悪くないことか悪いことか」だもの。「善いこと」はそこにはないもの。

ほんとうに大事なことは法律の向こう側にあるんだ。
なにか行動しようという意志、自分の行動に影響される人への思いやり、両者を較べる冷静さと良心、そして、もし自分の行動が違法だったら罪を負うぐらいの潔さと責任感、この本を見ていると、そういったものが全部ふにゃふにゃへろへろな読者像が浮かんでくる。違法ならやめちゃう程度のくだらないことを、合法ならやっちゃおうというあさましい人間。イヤだなあ。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

全レビュー一覧&レビュー検索はこちら >>

Copyright 2002 Bookmall Japan Corporation All rights reserved.
このWEBサイトに掲載されている記事・写真などの無断転載を禁じます。
このWEBサイトについてのお問い合わせはこちらまで。
株式会社ブックモール ジャパン