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更新日:2003年9月10日

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書名:C言語 入門書の次に読む本
C言語 入門書の次に読む本

著者 坂井弘亮
出版社 技術評論社
ISBN 978-4-7741-1797-3
発行日
2003年8月1日
価格 2,678円
(本体2,480円+税)
仕様 二色刷/A5判/400頁
分類 プログラミング(C言語)
 プログラマは、もっと広い意味で言うとソフトウェア技術者は、何をどう学んで一人前になるのかそしてその過程で「本」はどういう役割を果たすのか、私としてはおおいに関心を持っているのであります。
 ……ま、関心を持っているだけで自分の考えをはっきり言えるほど整理してはいないし、それによく考えたら教育目的の本にはあまり携わったことがないもんな。自分自身を振り返ってみても本を読んで勉強した覚えはあんまりないし……て、最初から腰引けてちゃしょうがないじゃないか。

 気を取り直してそんなわけで、タイトルにあるとおり「入門の次」の段階向けに書かれた本であります。中級以上のプログラマになるために必要な知識として、大規模プログラムを書く際に必要な分割コンパイルの手法とそれを前提にした適切なプログラムの書きかた、ライブラリの作成、データ構造とアルゴリズムの設計、バグを防止し将来の拡張に備えるためのコーディング、デバッグ作業のためのコーディング、仕様書を書いてレビューしてコーディングしてテストしてという工程の全体、そういったトピックが取り上げられています。プラットフォームはFreeBSDとgccです。
 単に手法技法を紹介するだけでなく、フリーソフトウェアを作ること、つまり自分で企画して自分で設計して自分でプログラムを作るという、そういう経験をしてみることがしきりに勧められていますね。

 うーむ、いや、それと同じことのはずなんだけど、私としては……

 なにぃ、次に読む本、だとぉ?
 本なんか読んでんじゃねーよ、けっ、そんなヒマあったらプログラム書けよプログラムをよ。

……てなことを言いたくなったです。
 つまりその、この本自体の印象はあまりよくない、いささか読みにくいです。中身はまあともかくとして、書いてあることが頭に入りやすいようにするための工夫、何が書いてあるのかぱらぱらっと見て要点がぱっと目に入るような工夫が足りてないな。じっくり腰をすえて読むことができる人には、これでもよかろうと思いますが、ところどころに適当なサマリーをうまくはさんで短めに区切って、文章にリズムをつける工夫がも少しあるといいんだがなと思います。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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