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更新日:2003年1月6日

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書名:ウェブサイト リデザイン
ウェブサイト リデザイン

著者 鎌田英広竹内実
出版社 ソフトバンククリエイティブ
ISBN 978-4-7973-1901-9
発行日
2002年9月2日
価格 1,944円
(本体1,800円+税)
仕様 単色刷/B5変型判/247頁
分類 情報通信(インターネット:HTML)
書名に「リデザイン」とあるが、デザイン関係の内容はほとんどない。では何がメインの内容かというと、サイトのアクセス解析の方法である。いや、解析の方法ではなくて「アクセスログを見やすいように加工・集計する方法」だ。もちろんこれはこれで大事なことなんだが、書名と内容が一致していないように思えるのは気のせいだろうか。ま、気にしないことにしよう。本書の半分は、アクセスログをエクセルに取り込んで集計したりグラフを描いたりの内容。ほとんどエクセルの入門書だ。かなりのページ数を割いているのでよっぽど高度な解析をしているのかと思ったら、ただ「DCOUNTA」で数を数えているだけ。エクセルで解析なんだからてっきりピボットテーブルとかでがんがんとやるのかと思ったら「ピ」の字も出てこない。この程度でいいんだろうか。

で、もっと根本的なところに疑問もあるわけで、この本の対象者は誰なんだろう、と。ウェブサーバの管理をするくらいの人間ならエクセルなんかぐいぐい使えて当然なわけで、彼らは対象ではない。この本の対象者は、エクセルの初心者でなおかつ生ログが入手できる人。つまりサーバの管理は外注先か社内のシステム部門で、ただそこから「はい、今月の生ログよ、どうぞ」ってテキストファイルをもらっている人だ。ログのテキストファイルをもらってただ眺めている人に、「実はね、それってエクセルでいろいろと加工できるんだよ」と教えてくれる本なのだ。なんだかだんだんレベルが下がってきたぞ。

アクセスログの解析なんかやったこともないなんて人には最適な一冊かも。とりあえず色々な見方での集計はできるようになる。問題なのは「アクセス解析を活用した戦略的サイト設計」という副題を見て買ってしまった上級者の方たち。「え、これだけなの?」と落胆すること間違いなし。別に悪い本ではないのだが、内容とタイトルをもう少し一致させなきゃ騙される人も出るんじゃないかな、と思った一冊。


書評者: 関 裕司 <>

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