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更新日:2002年10月11日

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書名:WEB110 これがネット犯罪の手口だ!
WEB110 これがネット犯罪の手口だ!

著者 名犬ヨッシー
出版社 ソフトバンククリエイティブ
ISBN 978-4-7973-1979-8
発行日
2002年9月27日
価格 2,160円
(本体2,000円+税)
仕様 単色刷/B6変型判/240頁
分類 情報通信(インターネット:その他)
 株の下落が続いている。本当に長い長い不景気だと思う。店頭に立っていてもそれを身にしみて分かってしまうから、余計に辛い。特に今働いている大きな店舗で経営するとなると、品揃えやスタッフのサービス、店舗の広さ等である程度集客は取れるものの、10%の売上ダウンは大きなダメージになりかねない。スタッフの削減、仕入れコストの削減、売場の削減、全てがマイナス方向へと働き、お店の集客を落としてしまう。うーん辛い。
 Webによるショッピング、オークション等は、その様な不景気のさなかに生まれた。新しいショッピングスタイルとして、マスコミやメディアで取り上げられ話題にもなった。その話題性、便利性にお店を経営している人達もかなりの危機感を抱いたはずだ。と同時に、この不景気をその新しいスタイルが打破してくれると信じた人も多かったはずだ。しかし今それらのサイトはどうなっているのだろうか?どれも赤字経営が多いのではないか。結局今サイトでのショッピングとしてしっかりとした黒字を出しているのは、どれも有名企業ではないだろうか。
 特にショッピングサイトで、有名企業がしっかりとした経営が出来るのは、社名による安心と信頼にしかほかならない。本書は、WEB上での犯罪、問題点の対処法、予防法を紹介しているのだが、本の中で出てくるような犯罪は結局の所、人間が引き起こしている物だけだ。酷いのはWEBでは顔を出せない、出さない事をいい事に、相手側の信頼を踏みにじる奴らが引き起こした問題ばかりだ。お店へ行けば商品があり、スタッフがいて、信頼して買い物が出来る。でも今のWEBには、そんな奴らのために信頼も出来ない状態だ。本書は、WEB110というネットトラブルを扱ったサイトに寄せられた問題に対して、丁寧に解答しているのだが、どれもその寄せられた問題が、相手を信じきってやってしまった事への代償も多い。トラブルに巻き込まれたくなかったら、まず顔を見せない相手を疑う事。そして相手の事を考える前に自分にとって安心できる手法を見つける事。それらが大事になってくる。信じられるのは、己のみ。本書でもそれを痛切に訴えている。


書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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