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更新日:2002年9月23日

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書名:良い英文Eメール 悪い英文Eメール
良い英文Eメール 悪い英文Eメール

著者 飯田健雄
出版社 中経出版
ISBN 978-4-8061-1638-7
発行日
2002年6月14日
価格 1,728円
(本体1,600円+税)
仕様 二色刷/A5判/232頁
分類 情報通信(インターネット:その他)
最近英語が楽しいです。毎日のようにウェブで英文を読んだり、ラジオで英語のDJを聴いたりしています。英語に親しんでくると情報量というものが格段に違ってくるね。日本ではまず報道されないようなニュースも知ることができるし、「外から見た日本」というのもなかなか面白いものがあります。そうか、アメリカ人って日本のことをこんな具合に見てたのね、なんてね。で、もっぱら英語は読むか聴くだけだったのですが、あるとき突然「書かねばならない」状況になってしまったんです。メールが来たんですよ、アメリカはニューヨークから。「ヘイ、セキ、お前のサイト見てるぜ。面白いなぁ。オレのサイトからリンクしたからさ、お前んとこでもオレのサイトを紹介しろよ」みたいな感じで。でね、返事書こうと思ったらこれがなかなか書けないんだ。英作文は苦手。どうにか書けるんだけどね、これが自分の思ったとおりの雰囲気とか意味合いを相手も同様にわかってくれるのかどうか、どうも自信がない。まあこれは日本語のメールでもそうだけどね。

で、ちょうどこの本が出ていたので手にとったのです。いいですね、これ。面白くてためになる。なるほどな、と感心しちゃうものばかり。こうやって二つの文章を並べて見せられると説得力あるね。それから奇妙な効果もあり。読み進めていくとなんとも感じてしまうのが、日本語って本当に謙虚というか自信なさげというか自虐的な表現なんだろうということ。これが日本文化の美徳なんだろうけど、英語の「いきなり右ストレート、ドッカーン」的な文章(なんだそれ)って気持ちいいですよ。起承転結の結から始まっちゃうので非常にわかりやすい。ニュースやレポートでもたいていabstractやsummaryが最初についているし。心構えってものがちゃんとできてから読み進めるので安心です。その点日本語は最後の一言で一発逆転ってのがよくあるからなぁ。

本書の内容に戻りましょう。私が気に入ったのは第二章の「相手に誤解されない146のプラクティス」というやつ。簡単な英文が二つ並んでいて、例えば「効果的な広告文章はどちらですか?」とか「相手を不快にさせない表現はどちらですか?」といった感じで正解を選ぶんです。二つ並んでいて初めてわかるニュアンスの違い。これは経験すべきです。受験英語もこういうのだったら楽しかったのにな、と思ってしまいました。第四章の「とっておきの効果的フレーズ」というのは受験時代によく暗記した慣用句がたくさん出てきますが、今見るほうがやっぱり楽しい。
そういうわけで、英語は受験が終わってから楽しく学習しましょう。


書評者: 関 裕司 <>

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