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更新日:2002年9月11日

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書名:DAI-HONYA
DAI-HONYA

著者 とり・みき田北鑑生
出版社 早川書房
ISBN 978-4-15-208429-3
発行日
2002年7月31日
価格 1,620円
(本体1,500円+税)
仕様 A5判/240頁
分類 コミック(全般)
 20XX年、コンピュータ・ネットワークの発達と森林資源の枯渇によって紙の本が激減し、書店の巨大化と本をめぐる犯罪の凶悪化が進み、プロ読み屋・ヤミブローカー・拝本教徒・着色ヒヨコなどに対抗するため、武器を持った書店管理官が書店へ派遣される時代。地上200階を誇る巨大書店、文鳥堂では、貴重なコレクションが多数展示される「20世紀雑誌展」を前に、巨大コンピュータ「ミス・クリスチーナ」を中心とする厳戒態勢が敷かれていた……

 まんが家とり・みきさんの悪友で書店店員でもある田北鑑生さんは、とりさんのまんがにちょくちょく描かれていておなじみのキャラクターになってます。キャラクターとしては、……足が臭いとか頭が芯までフケでできているとか、そんなことしか印象に残ってないのですけど、田北さん自身はとりさんのブレーンとしていろいろアイディアを提供されていたようで、そのひとつがこういうストーリーの作品となったわけです。
 もっとも、初出は「月刊アスキーコミック」の92/8号〜93/9号、93年にはアスキー出版局から単行本として発刊されていて、10年ぶりの新装版です。

 つまり私も読むのは2度目なんですけどね、やっぱり2回繰り返して読むまでストーリーが頭に入らなかった。読んでも頭に入らないというのは作者の波長というかその人なりのペースやパターンみたいなものに頭がなじんでいないからで、ある人の作品をはじめて読むときにはよく起こることなんですが、とり・みきさんの場合は特別でしょう。ストーリーに関係のないギャグが地理ばれマメていて……ちりまべらめれちて……ちびらめばてれいれ……ちみらべまれめりめ……ぁぅー、ち・り・ば・め・ら・れ・て・いて、はぁはぁやっと言えた、つまりそういうギャグが魅力であり同時に難しさでもあるという、そのへんがいかにもとり・みきだとも言える作品です。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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