ブックモールPC

ブックレビュー
更新日:2002年4月8日

全レビュー一覧&レビュー検索はこちら >>
書名:コミュニケーションコンピューティング
コミュニケーションコンピューティング

著者 下村有子菅田徹川邊弘之大藪多可志竹村哲中本義徳
出版社 共立出版
ISBN 978-4-320-12037-2
発行日
2002年1月22日
価格 2,484円
(本体2,300円+税)
仕様 単色刷/B5判/179頁
分類 コンピュータ一般(入門書)

何やら難しい題のついた本ですが、副題は「レポート作成から口頭発表まで」つまり、コンピュータを使ってレポートを作成したりプレゼンテーションができるようになろう、という本です。もっと簡単に言うと「ワードやパワーポイントの使い方」ですね。どうして難しそうな題名がついているかというと、大学1〜2年生向けの教科書として使われるのを想定して書かれた本だからです。内容は「サルでもわかる○○○」と同じでもやっぱり学生さんに失礼ですから、「サルでも」では。(笑)で、内容は、ワード、エクセル、パワーポイント、ブラウザー、メール、HTMLの基本的な使い方。初めて学習する人には必要にして十分な内容でしょう。「良いところ」と「気になるところ」をいくつか列挙しておきます。

「良いところ」
メールの説明で「AL-Mail」を使っている。:これは実にシンプルかつ安全で、無難な選択です。私も「ALーMail」の愛用者です。
無駄な装飾に関する説明を省いている。:ワードやエクセルやHTML文書の作成で、初心者受けするようこまごました装飾機能を「すごいでしょ」とばかりに説明している本がありますが、そんなものはぱっさりと切り捨ててシンプルにまとめています。
ワード、エクセル、HTMLでデータを使いまわしている。:あ、これはワードなんかで「HTML形式で保存」とかいうやつではないです。異なるアプリケーション間でのデータの単なるコピー&ペーストです。簡単なことですが、意外とできない(知らない)人がいるものです。
「気になるところ」
エクセルでの「データ解析」にもう一歩踏み込みが足りない。:せっかくRANKやVLOOKUPといった関数を教えているのですから、もう一段高いところを目指して「ピボットテープル」を解説してほしかったですね。ちょっとだけ難しいですが、研究や仕事には必須のツールですよ。
HTML文書の作成に「ホームページ・ビルダー」を使っている。:HTMLは最初が肝心ですから、ここはきちんとタグを教えてテキストエディタで作らせるべきです。これは市民講座ではなくて大学なんですから。

しかし、大学生が羨ましい。こういったことを大学で授業として教えてもらえるんですから。しっかりマスターしてね。こんなことは社会に出たら「できてあたりまえ」なんだから。



書評者: 関 裕司 <>

全レビュー一覧&レビュー検索はこちら >>

Copyright 2002 Bookmall Japan Corporation All rights reserved.
このWEBサイトに掲載されている記事・写真などの無断転載を禁じます。
このWEBサイトについてのお問い合わせはこちらまで。
株式会社ブックモール ジャパン