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更新日:2002年1月14日

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書名:とってもかんたんTurbo Linux7
とってもかんたんTurbo Linux7

著者 一条真人
出版社 秀和システム
ISBN 978-4-7980-0202-6
発行日
2001年10月29日
価格 2,376円
(本体2,200円+税)
仕様 二色刷/B5変型判/326頁/CD-ROM 2枚
分類 OS(UNIX)

以前からやろうやろうと思っていながらなかなか最初の一歩を踏み出せなかったもの。それが「Linux」。前に一度雑誌の付録についてきたCD-ROMからインストールしてみたことがあったのだが、その雑誌にインストールの解説がなかったので大失敗した経験があるのだ。今回は「とってもかんたん」ということなので、再度挑戦してみた。本書を使って実際に自宅のPCにインストールしたのである。インストールの条件は次の通り。

  • Windowsとこれまで作成したデータはそのまま使う。
  • PCを起動するとデフォルトでWindowsが起動する。(家族みんなが使うPCだから)

やってみました。見事成功。さすが「とってもかんたん」と言うだけのことはある。とにかくインストールを成功させたいという私みたいなLinux初心者にはオススメの本だ。インストールの準備に最初の68ページ分も使っているので、まずやるべきことは何かを確認しながら作業ができる。ただし、注意すべき点もある。私はDOSの頃からパソコンに親しんでいるのですんなりと作業ができたが、DOSの知識がない場合は起動ディスクの作成やFDISK、FORMATのコマンド、BIOSの設定変更などが大きな壁になるだろう。特にFDISKはハードディスクの根本的な線引きをするわけだから、ここの作業の意味がわからないと辛い。というか、この辺の意味がわからないようではLinuxに手を出す資格なし。

で、さっそく使ってみましたよ、Linuxを。私は自宅でサーバを立てるなんてつもりはぜんぜんないので、ごく普通にクライアントマシンとしてLinuxを使うつもりだ。だから起動も自動的に「X Window System」が立ち上がるように設定した。本書に付属の「Turbo Linux7」にはKDEがデフォルトで設定されていたが、使ってみるとこれが妙に重い。これをGNOMEに変更すると比較的軽快になったので満足している。それにしても驚いたのがTurbo Linux7が想像以上に「Windows+いろいろなアプリケーション」並の機能をもっていること。ブラウザーもメールもなんとOfficeツール(ワープロ、表計算、プレゼン用などなど)も標準でついてくるのだ。もちろん高機能グラフィックソフトのGIMPもある。これだけのものをWindowsでそろえようと思ったらいったいいくらかかることやら。ただし、見た目やツールがWindowsと同等でも、その雰囲気というかルールというかそういった根本的なものが違うので、今とても苦労している。まだまだ慣れないところが多い。実はこの原稿もLinuxのエディタを使って書こうと思ったのだが、ちょっと断念した(笑)。

とにかくこの本はLinuxを本当に簡単にインストールすることを目的として書かれたもので、その目的は立派に達成できている。ただしインストール後のLinuxの使いこなし方についての記述はほとんどないので、実際に使い始める場合には別の入門書が必要になるだろう。



書評者: 関 裕司 <>

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