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更新日:2001年11月7日

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書名:デジタル同人グッズ 制作テクニック
デジタル同人グッズ 制作テクニック

著者
出版社 工学社
ISBN 978-4-87593-978-8
発行日
2001年10月25日
価格 2,052円
(本体1,900円+税)
仕様 カラー/単色/B5判/116頁/CD-ROM 1枚
分類 アプリケーション(グラフィック:その他)

 私はパソコン図画工作主義とゆーのを標榜しておるのですが、いやなに、主義といっても単にこう、紙とか糊とか使って細々したものを作るのが好きで、パソコンでそうやって作れるものはなるべく自分で作ろうというだけの話です。これまでに作ったものというと、名刺とか表札とか蔵書票とか、扇子とかポップスタンドとか。今度はトランプを作りたいのだけど、ああいう薄くて硬い用紙が見当たらなくてどうしたものかと思ってます。
 その私としては「グッズ制作」と言われるとこりゃー見逃せないわけですが、あーでも工学社なんだよなー、言いたかないけど工学社さん、ネタはよくても編集がめためたへろへろで、私なんかが見るとちゃぶ台ひっくり返したくなるような本がしばしばバシバシですからねえ、まああんまり期待しないで見てみることにしますが……。

 この本は、早い話が同人誌系の印刷屋さんで雑誌以外にもいろいろなグッズを作ってくれるところが出てきたと、具体的にいうとプリント・エイティ社の「抱き枕:ドリームピロー」、くりえい社の便箋、ファースト・スティング社の陶器グッズ、緑陽社のクリアファイル、それを紹介しようという本です。各社の広告が掲載されてます。あとは手持ちのインクジェットプリンタで作るCDラベルほか、アイロンプリントで作る布物グッズ

 本造りはやっぱり、なっちょらんなあ。
 こやまひろかずさんのマグカップ制作記事、山吹あららさんのアイロンプリント制作記事、それと紫雨陽樹さんのCDラベル制作記事はまあまあよく書けています。少しずつ物足りないところもあるけど、それぞれグッズに焦点が合っている。
 ほかの記事は、悪いけどハズレ、単にPhotoshopやPainterで絵を描く話に過ぎなくて、グッズ制作の話になっていません。
 まあそもそも絵を描いてあとは業者に発注するだけというのが図画工作の本道を外れちょるのだけどそこは一歩譲ろう、だけどやっぱり、制作物の形状や用途それに素材や印刷特性を考慮すれば、便箋なり枕なりそれぞれに適切なデザインや色使いやそのほか制作のテクニックが出てくるはずなんですよ。たとえば便箋の筆記部分と絵柄との配置はどんなパターンが考えられるか、枕に人物をどっち向きに描けば気持ちよく抱きつけるか、この本で解説すべきことはそういうことであって、絵は読者に勝手に描かせておけばいいんですがな。

 要



書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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