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更新日:2001年8月10日

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書名:Photoshop6.0ビュンビュンテクニック プロテクニック編
Photoshop6.0ビュンビュンテクニック プロテクニック編

著者
出版社 アスペクト
ISBN 978-4-7572-0853-7
発行日
2001年7月21日
価格 1,598円
(本体1,480円+税)
仕様 カラー/A4変型判/136頁
分類 アプリケーション(グラフィック:Photoshop)

 「Photoshop」もとうとうバージョン6である。この新しいバージョンでは使い易さを追求しさらに幾つかの機能を追加し、最高のフォトレタッチソフトへとまた一歩近づいた感じがする。私も仕事で使うが、その表現の豊富さにいつも驚いている。
 さて、本書はその「Photoshop」のプロ級のテクニックを紹介した本である。紹介しているテクニックは7つと少ないが、どれも高度であることは間違いない。「Quick Time」コンテンツを「Photoshop」で作るワザや、レイヤーを多用したワザ等本当にプロのデザイナーが使うテクニックである。本書に載っているこのテクニックをマスターできれば、「Photoshop」を今以上に使いこなせると思う。

 本書は、そのテクニック解説とは別に一人のアーティストを紹介している。もちろん「Photoshop」の本なので、「Photoshop」を使っているアーティストという事になるのだが、そのアーティスト「大竹伸朗」は、40歳半ばまでコンピュータを触った事がないという経歴ながら、今年CGによる個展を開いたという現代美術を代表する画家なのである。その作品群は奇抜でありながら個性的で、とても印象に残るものばかりだ。その彼が初めて挑戦したCGについてインタビューした記事が巻頭にあり、その言葉一つがとても印象深く、面白い。手を使い、感覚を使って絵を描いてきた彼にとって、CGとは無味無臭で絵を描きながらも絵を描いていない感覚に襲われたそうだ。その試行錯誤した苦労と共に、彼はCGに対する強烈な警告も告げている。詳しくはここで書くことをやめておくが、彼からすれば結局コンピュータも道具なのだという事だろう。彼の最後の言葉が印象に残ったので、ここに紹介しておく。「・・・・コンピュータと自分との関係の中でオリジナリティを考えようなんて無理。・・・(中略)・・・だから、目の前のコンピュータを金属バットでぶち壊せ。そうすると、何か感情が生まれるよ、きっと。その感情のほうが大切だと思う」



書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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