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更新日:2001年6月29日

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書名:DTPエキスパート スーパーカリキュラム
DTPエキスパート スーパーカリキュラム

著者 野尻研一
出版社 グラフィック社
ISBN 978-4-7661-1249-8
発行日
2001年6月8日
価格 4,104円
(本体3,800円+税)
仕様 カラー/B5判/280頁
分類 情報処理試験(団体試験:総合)

 私がパソコンの使い道で一番興味をもったのは、紙と鉛筆以外で文章を書けるという所だった。今まで絵を描くにしろ、文章を書くにしろ鉛筆がないと駄目だったのに、パソコンさえワープロさえあれば十分になった事は、どうしても文章を書くのに抵抗を感じていた私にとって、そのコンプレックスを解消できるいいチャンスだった。だから物凄く興味をもったし、18歳でワープロを10万円で買いその使い方を一生懸命に憶えたものだった。そのワープロに初めて触った時、きっとこれからはこの機械が大活躍するだろうと思った。きっと本も絵も、ポスターだってこれからはパソコンで出来るだろうと思っていた。

そのパソコンで本や印刷物を作る事を『DTP』という。DeskTopPublishingの略だ。本書は、『DTPエキスパート認定試験』の勉強のために書かれた本で内容もすごく濃いものに仕上がっている。もともと『DTP』は、専門的な作業が多くそしてかなり高価なマシンを必要とするため、商業的な場所以外使われずにいたから、『DTP』の全てとなると意外に知らない人が多い。本書はその『DTP』全てを取り上げいるので、興味がある人は是非読んで欲しい一冊だ。印刷の基礎から出来上がるまでの作業をパソコンとの使い方と照らし合わせて詳しく説明しているし、後半では、『DTP』で扱うパソコンの環境を解説している。先程も書いたように、本当に内容の濃い素晴らしい本に仕上がっていると思う。

でもその『DTP』が専門的な場所でしか発展しなかった事は、残念に思う。パソコンが生まれた本当の理由は、こんな使い方をしたくて生まれたと思うし、それを仕事とは関係のない所で使われ普及していくべきだと思う。『DTP』で使われるマシンやアプリケーションの値段の高さはそれを物語っている。親が子供のために素晴らしい絵本を作る、そんな環境をもっともっと作っていく事で、本当にパソコンが家庭の中へと入り込めていけるのだと思う。



書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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