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更新日:2001年1月31日

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書名:レンタルサーバをはじめよう!
レンタルサーバをはじめよう!

著者 齋藤高洋
出版社 エーアイ出版
ISBN 978-4-87193-802-0
発行日
2000年12月20日
価格 2,894円
(本体2,680円+税)
仕様 単色刷/B5変型判/352頁
分類 情報通信(インターネット:サーバ)

 はーこれはちょっと、びっくりだな。
 レンタルサーバ業のガイドブックですよ。専用線引いてサーバを建ててホームページスペースやメールアカウントを他人に使わせて料金を取るという、要するにインターネットプロバイダ業をやろうという本ですだよ。

 いや、別にびっくりする必要はないのかな、ソフトウェアを使う本だけでなく作る本もあるのだから、ネットワークサービスを利用する本だけでなく提供する本があってもおかしくは、ないですね。
 ましてこの業界、プロとアマ、供給者と需要者、てっとりばやい例で言うと著者と読者の境界線はあるようで無い業界だもの、ある程度のウデと機会さえあれば素人が一夜にしてオーソリティになってしまうことは珍しくないからなあ。
 そうだよねえ、本について一般的に言うと、実は素人の書いた本のほうが面白いんですよ。パソコンの本をたくさん書いているプロライターの本は、たしかに手馴れていて一定レベルの質はあるけど、しかしまるっきり面白くないことがしばしばある。一方、本を書くのが初めてとかいう素人ライターのほうは、その人だけが持っている知識や経験や工夫が盛り込まれていて、ずしっと読み応えのある本になることがときどきあります。文章が下手だとか、自分本位になって読者にとっては価値のないところにも紙数を割いてしまいがちだとかいったまずさは残るし、執筆作業に不慣れのためによけいな労力もかかるけど、そんなのは編集者が苦労すれば済むことですからね。逆にいうと、少なくとも技術書の分野ではそれが編集者の役目なんだよな、専門技術を持っている人に執筆技術の不足を補ってやるという。

 だいぶ脱線したようですが、この本、FreeBSDベースでのインターネットサーバの構築と管理について、業として他人に料金を取って貸すという前提で解説してあります。サービス内容の設定、バックアップやクラッカー対策、性能の維持向上、こういったあたりも自分の問題ではなくお客さんの問題として考えるわけで、なかなか重みがあります。さらに、料金の設定や契約内容に関すること、顧客サポート、集客宣伝のノウハウなど、レンタルサーバ業の運営についても具体例とともに書かれています。

 ところで、実は脱線してなかったんですよ。
 著者の斎藤さんはネットワーク全般の事業を行っている、つまり専門技術を持っている方です。調べた



書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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