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ブックレビュー
更新日:2000年10月18日

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書名:健太とはじめるパソコン入門
健太とはじめるパソコン入門

著者 向山洋一 監/デジタル・ミュージアム・ラボ
出版社 NECメディアプロダクツ
ISBN 978-4-87269-167-2
発行日
2000年10月6日
価格 1,512円
(本体1,400円+税)
仕様 二色刷/B5判/143頁
分類 OS(Windows98/Me:入門書)

いやなんか、どうにも感心しませんなこの本は。

 ブックレビューというのはまあたいがい「いい本」を取り上げて紹介するものですが、別にそうしないといけない理由はなくて、ダメな本をダメと言うことも同じくらいに意義あることで、実際、このサイトの運営者からもたびたび勧められてはいるんだけど、だけどねえ、出来の悪い本について文章を書くというのも疲れる話でね、それに書く前には読まなきゃいけないわけだな、そりゃまったく面白くないし実りがないし、そんな仕事はしないで済むならしたくないですわな。
 なんで、普通ならそういう本はほっといて、別の、書く気が起こる本を取り上げるわけですが、年に1回ぐらい、黙っていられなくなることもありましてね。

 この本、「パソコンとインターネットがわかる『デジタル先生』シリーズ」ということで、主に小学生向けのパソコン入門書だそうです。もっとも、「子どもと一緒に学んで覚える本」ということも表紙に書いてあって、親も入門レベルだという想定らしいです。

 全体は4章に分かれていますが、主人公の健太君とお父さんと学校の友達と先生と、それから突然現れてパソコンの操作を教えてくれる「デジタル先生」と、そういったキャラクターが登場するストーリー仕立てになっています。たとえば第1章は、お父さんが家のパソコンでまとめた資料データを忘れて、健太がそれをフロッピーディスクにコピーして届けるというお話。第2章は学校で、先生が手書きした掲示物の原稿を健太が入力して印刷するというお話。
 まずこのストーリーというか登場人物の会話がね、下手なドラマのセリフ棒読みの世界。現実感というか存在感というか人間感がなくて、とりあえず私はこれでげんなりしちゃったんですが、うーまあいいや、問題は各章末にある「先生とお父さんお母さんのページ」、ここの内容が、なんとも次元が低いんだな。

 たとえば第4章はブラジルへサッカー留学したゴローくんに健太が電子メールを送って返事をもらうというお話なんだけど、電子メールを出すからには健太のメールアドレスが必要になるわけですな。それが、「お父さんがメールアドレスをくれた」というセリフがあるだけで、当然お父さんのページに子供用のメールアドレスを取得する方法の説明があるだろうと思ったら、ない。
 もっと言うと、メールアドレスを子供にぽん



書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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