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更新日:2000年8月18日

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書名:よくわかるe-ビジネスの始め方
よくわかるe-ビジネスの始め方

著者 佐藤高史
出版社 中経出版
ISBN 978-4-8061-1373-7
発行日
2000年7月11日
価格 1,944円
(本体1,800円+税)
仕様 二色刷/A5判/240頁
分類 情報通信(インターネット:その他)

 時代の流れにのってネットショップを始めたい、という中小企業の経営者も多いと思う。むしろ大企業よりも小回りがきいて個性の出しやすい中小企業や個人事業者の方がネットショップの運営には向いているとも言えるだろう。しかしながらよくわかっていない経営者が「われわれもe-ビジネスにかけてみたい」なんて会議で言ってしまったら、例の缶コーヒーのCMじゃないけれど若手から「バカいってんじゃないよ」と言われてしまうのがオチである。だいたいそういう企業にかぎって規模は小さいくせに大企業病みたいなものが経営幹部にはあって、新しい事を始めようとしても大抵うまくはいかない。せいぜい大手のモールに出店するくらいが精一杯だろうね。

 本書は「e-ビジネスの始め方」というタイトルだが、簡単に言ってしまうと「ネットショップの作り方」という内容である。経営者が若手にバカにされないようにこの本でお勉強しましょうというわけだ。どの程度のレベルかというと、「まずはパソコンをネットにつなごう」「プロバイダーは慎重に選ぶ」的レベルだから、わけのわからない経営者が机の引き出しにそっと隠しておくには丁度いいかもしれない。

 それにしても猫も杓子も「時代はインターネットだ」的勢いで経営計画の中にネットショップの開設を盛り込んでいくのにはどうも納得がいかない、というか「バカいってんじゃないよ」と思ってしまう。ネットに進出しないとこれからの企業経営はだめ、なんて言っているところはおそらくこれまでの経営方法がだめだったので、ネットに進出してもだめなものはいくらやってもだめ。ネットに出ていくこと自体が目的になってしまっているからね。ウェブもメールも単なるツールにすぎないことを自覚して、そのインフラの特性を生かした店舗作り、商品のあり方を徹底的に考えないと成功しないだろう。

 さぁ社長さん、お勉強しましょう。本書でもすすめているけれど、まずは消費者の立場に立ってあちこちのネットショップで買い物をしてみてはいかが?



書評者: 関 裕司 <>

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