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更新日:2009年9月12日

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書名:Zend Frameworkによる Webアプリケーション開発
Zend Frameworkによる Webアプリケーション開発

著者 掌田津耶乃
出版社 秀和システム
ISBN 978-4-7980-2297-0
発行日
2009年6月23日
価格 3,024円
(本体2,800円+税)
仕様 単色刷/B5変型判/432頁/CD-ROM 1枚
分類 情報通信(インターネット:サーバ)
 PHPは、WEBアプリケーションを開発する上でとても重要なプログラムだ。最近人気となっているカスタマイズできるブログシステム「WordPress」もPHPベースとして作られているし、自分が最近手掛けてようとしているシステムにもPHPが使われている。PHPというプログラムは、とても柔軟な使い方ができているのが人気の秘密だろう。簡単に書いてすぐ動かすことができる。特にブラウザにすぐ反映できるところはちょっとした感動をおぼえる。プログラムを扱ったことのない人にとっては尚更だろう。ところが、その手軽さが弊害も生む。簡単に作れるからどんどん作ってしまい、最後には後々のメンテナンスを考えない作りとなって、作った人間以外はわからなくなってしまう。それは設計もせずに作ってしまうということにもつながっていく。こうしたPHPの弊害を克服するために開発されたのが、本書で解説されている「フレームワーク」である。簡単にいえば、フレームワークという仕組みの中にPHPでプログラムを作っていく、ということである。なるほど、便利である。
 さて、本書で解説しているフレームワークは「Zend Framework」。これはZend社が開発したもので、オープンソースとして提供されている。だからでも誰にでも手に入るし、XAMPPを使えばサーバーがなくてもローカルで動作確認できるので、簡単にこの「Zend Framework」を触ることができる。本書はこの「Zend Framework」の骨格をなす「MVC」というアーキテクチャーを中心に解説していく。このフレームワークに本当に色々機能が用意されているが、その中でWEB開発において重要な機能をピックアップして解説。まず、この「Zend Framework」を知り、使っていくには十分すぎる解説書となっている。著者も本書の中で書いているが、この「Zend Framework」の良さはその手軽さ。本書で解説されている機能で、自分が使ってみたい機能を使うことが、「Zend Framework」を知る第一歩だと思う。WEBは今後多くの端末で見られる、いや端末を超えて誰もが見られて利用される世界が必ず来る。その時WEBは、今までと違う制作を求められるはず。きっとその一番近いのがこのPHPのフレームワーク。今勉強していてかならず損はしないと思う。私も本気で勉強しようと思う。本書は、きっとその大きな補助として、大活躍する解説書である。


書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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