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更新日:2009年9月9日

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書名:演習と実例で学ぶ プロジェクトマネジメント入門
演習と実例で学ぶ プロジェクトマネジメント入門

著者 中川正樹 監/飯尾淳 編著
出版社 ソフトバンククリエイティブ
ISBN 978-4-7973-5559-8
発行日
2009年8月26日
価格 2,678円
(本体2,480円+税)
仕様 単色刷/A5判/392頁
分類 プログラミング(その他)
 プロジェクト管理について、少し勉強しておこうというのもあってこの本を取り上げてみました。んー、まあ、私がなにかプロジェクトを管理する立場になることはまず無いはずですし、せいぜい自分ひとりの仕事あれこれを管理するために体系的な知識を持っていると便利かもしれないくらいのことですが、いや便利ってことはないだろうな、きっと鶏を裂くのに牛刀を使うようなことでかえって邪魔になりそうだけど、まあでもなんだ、技術というものを俯瞰してみると、物を作る技術には必ずプロジェクト管理がついてまわるんですね。ソフトウェア開発にも、本作りにも、そのほか私は経験がないけどたぶんありとあらゆる技術分野に。つまり、プロジェクト管理は技術者の教養、学んで役に立つとか立たないとかいう話ではなかろうと思うわけです。や、今頃になって学ぼうとしている私がこんなこと言うのはなんかおかしいですが。

 で、遅まきながら開いてみると、主にソフトウェア開発の分野でのプロジェクト管理についてまとめられた教科書で、情報系の学生さんのほか、現にプロジェクト管理に携わっている方が知識を整理したりPMPを受験するために読むことを想定しているそうです。
 中身は、まずプロジェクトとは何かプロジェクト管理とは何かから始まり、ソフトウェア開発の一般的なプロセスとそこでのプロジェクト管理、プロジェクトのライフサイクルと組織、プロジェクト管理の世界標準PMBOK、スコープ定義、WBSつまりプロジェクトを細かい作業に分解する手法、資源管理、スケジューリング、コスト見積り、リスク管理、チームの構成、実績の管理、コミュニケーションの管理、品質の管理、調達とプロジェクトの終結、……という具合に全15章、おおよそプロジェクトの進行に沿った形で話が進みます。練習問題が随所に46問挟んであり、解答例が巻末にまとめてあります。
 教科書なので、体系的にまとまっているのは長所ですが、お題目的で現実味に乏しいのが短所ですかね。プロジェクト管理は現実味を持たせて教えるのが難しいと前書きにも書いてあって、その対策としてケーススタディが多数加えられているのではありますが、やはりまだまだな感じです。まあ、現実にプロジェクト管理のさなかにいる人には、きっといろいろ思い当たることがあるだろうと思いますが。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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