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更新日:2004年2月4日

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書名:メダル オブ オナー ライジングサン パーフェクトガイド
メダル オブ オナー ライジングサン パーフェクトガイド

著者 ファミ通書籍編集部
出版社 エンターブレイン
ISBN 978-4-7577-1698-8
発行日
2003年12月25日
価格 1,080円
(本体1,000円+税)
仕様 カラー/A5判/112頁
分類 ゲーム攻略(専用機:SCE・PlayStation2)
 「メダルオブオナー」というのは、もともとはアメリカで兵士に与えられる勲章なんですが、エレクトロニックアーツ社が制作しているウォーゲームのシリーズです。第2次大戦の史実に基づいて、現実に行われた作戦や実在した兵器がゲーム中に出てくるほか、戦闘シーンの描写がリアルだというところも特徴です。「ライジングサン」はそのシリーズの中で対日戦を取り上げたもの。プレイヤーはアメリカ海兵隊伍長ジョセフ・グリフィンになり、パールハーバーやフィリピンやシンガポールやクワイ河で日本軍の兵士たちと戦う、というストーリーになっています。

 実はですね、先日あるアメリカのゲーマーたちが集まる掲示板を見てたら、ライジングサンが日本でよく売れてるのはいったいどういうわけなんだ、オレが日本人だったら日本人を殺すゲームなんてしないがなあと、そんなことを言ってる人がいたんですよ。
 ヘイユー、外国人を殺すゲームなら平気でするってことかい……という論点もあるんだけどそれはちょっとわきに置いといて、これは私、考えちゃったねえ。
 私はいわゆる愛国心は希薄だし、日本人全体を仲間だとも思っていません。だけど、日本人を殺すゲームで遊べるか、遊ぼうと思うか。

 現代の日本人にとって太平洋戦争というのは、ちょうどジオン公国と地球連邦の戦争と同じように、自分自身の現実から離れたできごとなので、そこに登場する日本人に対しても特別な感情は持たないのかもしれない……てなことを言ってみようかと思いましたが、英語にするのがめんどくさくなったのでやめてしまいました。

 そんなことがあってこの本が出てきたもので、ちょいと見てみたんですよ。ゲーム自体は見ていないんですが、しかし、読んでると「手榴弾で日本兵を倒そう」「日本兵は2人いるので確実に仕留めよう」とか、やっぱりこれは、仲間意識が薄くてもイヤだわ。

 この本を作っていた人たちは、奥付に名前載ってるけど、こういう文章を書いたり編集したり校正したりしながらどんな気持ちでいたのか、ちょっと知りたい気もします。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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