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更新日:2002年11月22日

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書名:図解雑学 ソフトウェア開発
図解雑学 ソフトウェア開発

著者 西川猛史
出版社 ナツメ社
ISBN 978-4-8163-3335-4
発行日
2002年10月11日
価格 1,404円
(本体1,300円+税)
仕様 二色刷/B6判/222頁
分類 プログラミング(プログラミング技法)
 今回紹介する『図解雑学ソフトウェア開発』という本は、ナツメ社が出版している『図解雑学』シリーズの一つとして発売された。この『図解雑学』シリーズは、本当に多彩で多岐にわたったテーマを取り上げていて、今まで発売された本は『図解雑学心理学入門』『図解雑学日本の歴史』『図解雑学素粒子』『図解雑学民法』『図解雑学TCP/IP』と扱っているテーマに一貫性はない。しいていえば現在の社会、生活で、話題になっている物、注目を集めている物を題材と取り上げ、それらに対して必要な知識を分かり易く、絵をふんだんに使って解説するのが、この『図解雑学』シリーズといえそうだ。ただそれだけ多岐に渡ったテーマを扱い、タイトルに『雑学』という言葉を使っていると、まるで児童書のような『・・・の秘密101』とかそんなイメージをどうしても持ってしまう。しかし、本書『図解雑学ソフトウェア開発』を読むとそのイメージは、頭の中から吹き飛んでしまった。丁寧な解説と、しっかりとした知識、使われている絵も大人には抵抗のないすっきりとした絵だし、この『図解雑学』シリーズは大人にむけられた解説本という事がよく分かる。また今までこのシリーズで情報科学を扱った本は、『インターネット』『データベース』『UNIX』『Java』『Linux』とあり、広域にわたって情報科学という分野もフォローしている。
 さて、本書『図解雑学ソフトウェア開発』だが、ソフトウェアの歴史を紐解きながら、ソフトウェア開発の現在のスタイル、そして未来像を探るという内容となっている。ソフトウェアを扱うとなると、どうしてもプログラミング言語に対しても触れなければならないが、本書のいい所は言語に対して概略的な知識、また言語の基礎となっている考え方の解説にとどめ、あくまでもソフトウェアが開発するために必要な知識にスポットをあてている。だから本書は、ソフトウェア開発後のテストや保守についてもしっかりと解説されている。もし、今会社でソフト開発の部署にいて、ソフト開発を外注しているのなら、本書はしっかりと読むべきだと思う。ソフトウェアの開発がどのように進み、どのような問題があるのか知らなければ、外注先とのディスカッションすら成り立たなくなるだろうし、また外注先の言いなりになってしまう事だってあるだろう。ソフトウェア開発のイロハが分かってくれば、ソフトウェアを使いこなす事だって出来るし、新たな発想も浮かぶかもしれない。『ソフトウェア開発』の工程、これは結構大事な知識だと思う。


書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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