ブックモールPC

ブックレビュー
更新日:2002年8月23日

全レビュー一覧&レビュー検索はこちら >>
書名:Windowsコマンドプロンプトハンドブック
Windowsコマンドプロンプトハンドブック

著者 阿部友計
出版社 ナツメ社
ISBN 978-4-8163-3254-8
発行日
2002年7月19日
価格 2,160円
(本体2,000円+税)
仕様 二色刷/B6変型判/480頁
分類 OS(WindowsNT/2000)
 「コマンドプロンプト」、情けないが私は、本書を手にするまで大きな誤解していた。そう「DOSプロンプト」と一緒だと思っていたわけだ。本書はWindows XP/2000/NTに対応した内容になっているが、それは別の意味で95/98/Meには、「DOSプロンプト」はあるが、「コマンドプロンプト」は無いという事を意味している。私自身がこの本書に興味を覚えたのは、会社の先輩が「コマンドプロンプト」を使ってOSを扱っている姿を見て、WindowsというOSは、本当はマウスが無くても十分操作出来るのではないか?と思って、勉強のために読んでみようと思ったからなのだが、その時は漠然と「どうせDOSプロンプトの事だよな」と思っていたから、尚更「DOSプロンプト」と「コマンドプロンプト」が違うという事には驚いた。と、同時に「コマンドプロンプト」として大きく進化したWindowsの新たな機能を知りたいと、本書をめくってみたわけだ。
 いざ本書を読んでみると、「コマンドプロンプト」で使えるコマンド文は、「DOSプロンプト」を世襲しているのが良く分かる。[dir][copy][del][sort]等、「DOSプロンプト」で使われていたものだ。進化はしても誰もが使いやすいコマンド文は変ってはいない。本書は、WindowsというOSを「コマンドプロンプト」でいかに便利に扱えるのかを解説した本のため、あまり使われないコマンドに関しては本書では触れていない。それでも約500頁にも及ぶ内容は、ずっしりと重みがある。それぞれのコマンドに使われるパラメータ解説や実例を使った解説は分かりやすいし、ぜひ「コマンドプロンプト」に興味がある、いや使いこなしたいと思っているなら是非一読を薦めたい良書である。
 しかし、何故にこのWindows時代に「コマンドプロンプト」が進化をして存在し続けるのか、Windowsをマウスで使いこなしている人には大きな疑問だろう。確かにDOSから進化をしたOSで、ファイルの操作等はWindowsではきれいなアイコンとして表示され、視覚による分かりやすさを追求している。ところが「コマンドプロンプト」ではファイルの表示はたった一行の文でしかない。そこにパソコン初心者には分かりづらい大きな「コマンドプロンプト」の良さが隠れている。アイコンを開いたり移す作業はマウスで出来るものの見て動かすため、ファイルやフォルダはその一行で表せる「コマンドプロンプト」には速さでは到底かなわない。ファイルの表示、Windowsの操作等、憶えれば憶えるほど簡単に素早くなっていくのが「コマンドプロンプト」という事なのであろう。WindowsというOSなかなか奥が深い。


書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

全レビュー一覧&レビュー検索はこちら >>

Copyright 2002 Bookmall Japan Corporation All rights reserved.
このWEBサイトに掲載されている記事・写真などの無断転載を禁じます。
このWEBサイトについてのお問い合わせはこちらまで。
株式会社ブックモール ジャパン