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更新日:2002年8月21日

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書名:コミュニケーションを科学する
コミュニケーションを科学する

著者 小暮潔菅村昇前田英作天野成昭柏野牧夫白柳潔平田圭二 著/石井健一郎 編著/NTTコミュニケーション科学基礎研究所
出版社 NTT出版
ISBN 978-4-7571-0062-6
発行日
2002年3月15日
価格 2,376円
(本体2,200円+税)
仕様 単色刷/A5判/255頁
分類 コンピュータ一般(教養・読物)
 人工知能、という言葉は最近あまり言われなくなったような気がしますが、石井さんをはじめNTTコミュニケーション科学基礎研究所で人工知能の各分野を研究している方々8名が、ご自分の研究内容を一般向けに紹介する形で書かれたものです。

 人工知能というのは、つまりコンピュータに人間らしい振る舞いをさせるシステムだと言っていいと思いますが、人間らしさ……というより「人間くささ」と言うのがいいかな、それを判定する方法がチューリングテストと呼ばれるものです。
 ふたつの部屋の中にそれぞれ人間と人工知能システムとがいて、部屋の外にいる質問者と会話をする。会話は文字ベース、つまりチャットや電子メールやタイプした手紙のやり取りのような方法で行う。その結果、どっちの部屋にいるのが人間でどっちの部屋にいるのが人工知能なのかを質問者が判断できないようなら、人工知能は人間らしい反応を示したと言えると、そういうテストだそうです。

 うむーそうか。人工知能というのはコンピュータ関連では珍しく、進展が予想よりも遅れている分野なんですね。コンピュータができたごく初期から考えられ取り組まれていたにもかかわらず、ようやく人間レベルに到達したことがいくつかあるという程度で、まだまだできていないこと完成度の低いことのほうが目立っている。

 それはつまり、人間という情報システムが考えていた以上に複雑で巧妙で不思議で、コンピュータに人間の真似をさせるより前に、そもそも人間は何をしてるのかを理解するために苦労しているのが現状らしいです。
 なるほどねえ。

 最近、私が切実に不思議なのは、ですね。人間はなぜ暑いと性能が落ちるのか、ということ。活動が鈍るのはまだしも、眠れもしないとゆーのはいったいどういうしくみなんだか。
 ま、その謎は解けなくてもいいから、この暑さなんとかしてくれえ。


書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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