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ブックレビュー
更新日:2001年11月19日

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書名:Dynamic Webサイト構築入門 PHP編
Dynamic Webサイト構築入門 PHP編

著者 トップマネージメントサービス
出版社 ローカス
ISBN 978-4-89814-281-3
発行日
2001年9月3日
価格 3,888円
(本体3,600円+税)
仕様 単色刷/B5変型判/368頁/CD-ROM 1枚
分類 情報通信(インターネット:サーバ)

私のブックレビューでこれまで何度も登場しているPHPに関する本を今回も取り上げます。PHPの新刊が出るとどうしても手にとってみたくなるのです。それくらいPHPという言語・環境がお気に入りです。だいたいPHPというのは「Peace and Happiness through Prosperity」ではなくて(これは松下幸之助さんだ)、「Personal Home Page」の略なんです。いやほんと。だから企業サイトだけでなく、個人サイトでもガンガン使っていただきたい。そう思って新刊が出るたびに皆様に紹介するわけです。

この本はなかなかいいですね。新しいバージョンのPHP4について初心者でも無理なく学習できる作りになっています。プログラミングの解説本は2種類あって、一つはリファレンス的なやつ。もう一つはページをめくりながら一緒にスクリプトを書いていくやつ。本書は後者のスタイルです。関数リファレンスや詳しいマニュアルは「付属のCD-ROMを見よ」という姿勢です。最初に作るスクリプトが「掲示板を作ろう」ですから、PHPの文法やファイルの扱い方、データベースとの連携の基本がざっくりとここで学べます。cgiをperlで書くよりもPHPってのはずいぶんわかりやすいな、と感じるはずです。

でももしHTMLのタグは知っていても、プログラム言語についてはほとんど初心者という方にはいくつかの「壁」が待っているかもしれません。例えば本書にもこんな一文が最初の方に登場します。
「HTMLフォームから送信されたデータは、各フォーム要素のnameオプションに指定された名前の変数として、自動的に定義されます。」
これって何も知らない(HTML程度は知っている)人にとってはいきなり読んでも???かもしれませんが、実際にやってみると「PHPってこんな単純でいいの?」って思うはずです。とにかくスクリプトを書いてやってみること。他人の書いたスクリプトをハッキングしてどんな動作をするかを確かめること。これ以外に上達の道はないでしょう。

それからもう一つ、環境の「壁」がありますね。個人サイトで最も多いパターンの「プロバイダーのサーバのぶらさがり」ではPHPが使えるというところは聞いたことがありません。「Tripod」のような無料サーバスペースでもPHPが使えるところはほとんどないです。このあたりにcgiのようにPHPがもっと広まってくれるといいな、と思います。

最後に、本書は後半でPHP4の新機能について多くのページを割いています。ちょっと悔しいです。だって私が借りているサーバホスティングはPHP3なんだもん。でも個人サイトならPHP3で十分かな。
では、皆さんも「Peace and Happiness through PHP!」



書評者: 関 裕司 <>

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