ブックモールPC

ブックレビュー
更新日:2001年5月23日

全レビュー一覧&レビュー検索はこちら >>
書名:図解 パソコンでグラフ・表づくり
図解 パソコンでグラフ・表づくり

著者
出版社 PHP研究所
ISBN 978-4-569-57551-3
発行日
2001年5月2日
価格 576円
(本体533円+税)
仕様 A6判
分類 アプリケーション(表計算:MS-EXCEL)

 最近、文庫判のパソコン書がなんとなく目に付くようになってきた気がするので、その中から1冊取り上げてみました。

 Excelに関して6章、PowerPointに関して5章で、それぞれひととおりの基本操作を説明すると、そういう本なんですが、もうちょっと細かく見ると、たとえば第1部のPart2は……

   文字の入力方法を知っておきましょう
   連続したデータを自動入力しましょう
   数字を入力しましょう
   四則計算をしてみましょう
   (以下略)

……と、それぞれ2ページ見開き、4ステップの操作を画面を示して説明するという、まあ要するに「できる」シリーズを文庫判に押し込めたような感じです

 いやそのね、私は書名を見て、たとえば時間的変化を追うには折れ線グラフがよいとか、散布図で何が表現できるかとか、表は各行が独立したデータになるようにするとよいとか、項目を並べる順番の原則とか、そういった図表作成のノウハウ的な内容を期待してしまったんですよね。同じデータから作った折れ線グラフと棒グラフが図示してあって、ははあ棒グラフならこういう事実をこう直感的に伝えられるのかと、そういう「図解」かと期待してしまった。
 開いてみたらなんのことはない、どのセルを選択してボタンをクリックしてという操作説明で、グラフの事例は結局のところ縦棒グラフしか出てこないし、いささかちょっとけっこうかなりハズレ感がありました。こんな、Excel動かして試してみりゃわかることを、なあ。

 いやこれはですね、「試しにやってみればわかることしか書かれていない」というのはこの本に限らずパソコン書の大勢に対する私の不満なんですけどね、この本については文庫判にこの内容を盛り込んで意味があるかと、特に考えちゃうわけですよ。
 操作方法を説明するにしても、小さな紙面にこんなふうに押し込むのは、根本的に無理がありますよね。いや、よく見るとそれなりに工夫した様子が伺えるし、操作手順はたしかに手際よくまとまっていて、使用経験を踏まえて読むとふむふむ納得、知識を整理する効果があるかもしれません。お世辞としてなかなかよく作ってある本だと言ってあげたい気もするんだけど、やっぱ出発点が食い違ってるからな。

 文庫判の小さな紙面では伝えられないこともあるし、逆に、持ち運びに便利でどこでも気軽に読める文



書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

全レビュー一覧&レビュー検索はこちら >>

Copyright 2002 Bookmall Japan Corporation All rights reserved.
このWEBサイトに掲載されている記事・写真などの無断転載を禁じます。
このWEBサイトについてのお問い合わせはこちらまで。
株式会社ブックモール ジャパン