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更新日:2001年1月17日

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書名:学生のための基礎C++ Builder
学生のための基礎C++ Builder

著者 山住直政中山隆一
出版社 東京電機大学出版局
ISBN 978-4-501-53160-7
発行日
2000年12月5日
価格 2,268円
(本体2,100円+税)
仕様 二色刷/B5判/185頁
分類 プログラミング(C言語)

 ええと、今回取り上げるのは「学生のための」本なんで、社会人の方と学生未満の方はここでお引き取りください、済みませんです。

 ……そんなアホな、プログラミングを勉強するのに学生も社会人も関係ないだろ、って話ですがね。東京電機大学出版局さんは名前のとおり東京電機大学が母体で、先生方が書かれた本を出版すること・学生に使わせるテキストを出版することを主眼に活動されているのですから、こういう書名になるのもこういう書名のシリーズを出されるのも納得はできるんですが、しかしやっぱり、学生でない私としてはひっかかるんですわ。
 この6文字、「学生のための」を書名に付けておく意味は、あるのかねえ。

 内容はと言うと、C/C++言語の基礎をいちおう習得済みの人を対象に、Borland C++Builder……バージョンは特に書かれてないけど画面を見るとC++Builder 4 Learningみたいです……を使ってWindowsプログラミングの手ほどきをしようという入門書です。ボタンを押すとメッセージを表示するプログラム、電卓プログラム、万年カレンダー、簡単なワープロ、折線グラフを描くプログラム、アニメーションのプログラム(もぐらたたき)など、例題を示して、フォーム上に配置するコンポーネントやイベントハンドラのコードをひとつずつ示して、それに合わせてC++Builderの機能や操作方法を説明し、コードの意味を解説し、つまり読みながら説明に沿って作業を進めていけばプログラムができるという形になっています。章末には練習問題、その章で作った例題プログラムに機能を追加したり同じコンポーネントを使う別のプログラムを作ったりという問題が数題ずつあり、解答例が別冊で綴じ込んであります。
 文章も紙面デザインもそっけないけど、解説も例題もかなりしっかりできてる。要所には色文字の注が付いていて、ざっと見た限りでは、先生が側にいて補足してくれなくても十分に読みこなせる。例題プログラムは適度に具体性があり、動かしてみる面白さがある。さらに、練習問題が発展的な内容で与えられている。分量・ページ数もごく手ごろ。
 誉めすぎかな、C++Builderの独習書として実によくできた本だと思いますよ。

 だからさ、話を戻すと、この本を「学生のための」教科書にとどめておくのは惜しいんですよ。この6文字が付いているせいで、この本に手を伸ばさない人もきっといるだろうと思



書評者: 塩見 真一 パソコンの本フォーラム

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