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更新日:2000年11月3日

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書名:ハッカーズバイブル 増補改訂新装版
ハッカーズバイブル 増補改訂新装版

著者 TTSVladうむるく板前
出版社 白夜書房
ISBN 978-4-89367-649-8
発行日
2000年7月1日
価格 2,160円
(本体2,000円+税)
仕様 単色刷/A5判/255頁
分類 機種別(Macintosh)

 ハッカーという言葉がマスコミで多く取り上げられるようになり、ハッキングやハッカー等のキーワードをタイトルに入れた書籍の発売が相次いでいる。そもそもハッカーという言葉の意味や扱われ方が適切であるかどうかは議論の余地があるのだが、それは脇に置いておくとして、コンピュータ書籍の中で一つのカテゴリを創設してしまったことは認知しても良いと思う。

 本書はタイトルでは分かりづらいところもあるが、この手には珍しくMacintoshユーザーを対象にした内容となっている。興味本位の読者を引きつけるようなハッキングの具体的な方法等を解説する類書とは異なり、Macintoshのディープな部分へ入り込むような(これこそ本来のハッキングということなのだろう)切り口で構成されており、いわゆるハッカー本とはひと味違っている。

 ネットワーク関連ツール、ResEdit、RealBASIC、VirtualPC、Virtual Game Station等々パワーユーザーなら興味をそそられるキーワードが並び、ありきたりのMacOSの解説書では得られないような情報が掲載されている。それぞれについては深くは解説されておらず、一読すればパワーユーザーっぽい知識が身につけられるといった程度のようだ。ハッキングツールについても取り上げられてはいるが、こちらはツールの紹介にとどまっている。ハッキング目当てに本書を購入したユーザーは期待はずれの感を抱かせるかもしれない。

 タイトルについては、先にも述べたとおり内容が掴みづらい。類書とは違う点をもっとわかりやすく表記すべきであったのではないかと思う。これでは、類書の中に埋もれてしまうし、対象ユーザーの目にも留まりにくいだろう。この点は残念なところである。

 iMacやiBookの登場により、Mac関連の書籍も初心者向けのものが多勢を占めるようになり、本書のようなちょっとアングラな香りを感じられる書籍が少なくなりつつあるのは少し寂しい気がする。 YAS



書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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