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更新日:2000年10月13日

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書名:パソコントラブル110番 孤立無援のおじさん専科
パソコントラブル110番 孤立無援のおじさん専科

著者 岩井洋大橋えつ夫
出版社 明日香出版社
ISBN 978-4-7569-0348-8
発行日
2000年9月14日
価格 1,404円
(本体1,300円+税)
仕様 二色刷/A5判/176頁
分類 コンピュータ一般(入門書)

 表紙に書かれている一文が、本書の読者を言い表している。「孤立無援のおじさん専科」である。そう本書は、一人で悶々として悩んでいるパソコン初心者に書かれたものだ。前回のレビューでもパソコン初心者に書かれたもので、しかも同じ出版社だったりする。この出版社は、パソコンが分らないままで悩むおじさん達のための応援歌を作っているのだ。

 本書の特徴は、初歩の悩みを集めた所。第一部ではトラブル編で、一つ一つのトラブルを解決してくれている。そのトラブルとは、「タスクバーがどこかへいってしまった」「他人からもらったフロッピーが読めない」「テンキーで数字が入力できない」「印刷の色がおかしい」「受信したメールが文字化けしていて読めない」「送ったメールが化けているといわれた」等など。構成もうまく、トラブルごとにチャートを載せ、どのようなトラブルなのかを判断し、そしてトラブルの種類によっての解決策を用意してくれている。そのあとには、トラブルの今後の対策も紹介してくれているので初心者にとってはありがたいはずだ。トラブルもウィンドウズ、ワープロソフト、メール・インターネットに分けているのも親切。
 第二部では「やっぱりプロに助けてもらおう!」と題し、サポートセンターへの問い合わせの注意事項、質問状の書き方等を教えてくれている。実言うと店頭に立つ身にとってこれは是非お客様に知っていただきたい事でもある。これだけパソコンが普及したのだから、パソコンの基礎知識がない人も、パソコンを触っているのは多くなるだろうし、それはそれで喜ばしいことでもある。ただ、分らない事があった時や買って頂いたソフトが動かなかった時、問い合わせしていただくのは結構なことなのだが、えてして初心者の方の問い合わせは情報が少なく判断しにくい事が多く困ってしまう。情報が少ないとソフトが不良なのか、ハードのスペックが足りないのか、インストールの仕方が悪いのか、どれも可能性があってどれがまずいのか分らないままで終わってしまう。そうなると、パソコンは上達しないし、パソコンは分らない箱になってしまう。そうならないために、どこを伝える必要があるのか知って欲しい。そうすれば、ちゃんとした答えや解決策を教えてくれるはずだ。

 巻末のメーカー別サポートセンター窓口も載せているので、分らないままにせず勇気をもって聞いてみてほしい。きっと解決出来れば、パソコンがもっと好きになるはずだ。本書はそんな手助けもしているのだ。



書評者: YAS <関西地区某パソコンショップ バイヤー>

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